...常に正鵠を失しやすいものである...
芥川龍之介 「後世」
...固より出てゐないものを認めた點に於いて君の觀察は大體正鵠を得てゐる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...そのために一〇〇年以前の世紀との比較に正鵠を失する恐れがないとは言われないが...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...とくにこの時局に際して正鵠(せいこく)を失したものであるといわねばならない...
石原純 「社会事情と科学的精神」
...共に正鵠を得ていない...
石原莞爾 「最終戦争論」
...彼らの説が悉く正鵠に中(あた)っているとはいい難く...
津田左右吉 「神代史の研究法」
...これについていくらかでも正鵠(せいこく)に近い考察をするためには今のところ信ずべき資料があまりに僅少(きんしょう)である...
寺田寅彦 「函館の大火について」
...雷電の火の種子が一部は太陽から借りられたものであるとの考えも正鵠(せいこく)を得ていると言われうる...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...もつとも正鵠を得たものではないだらうか...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...殊に風俗の点に関しては正鵠を得ている...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...すこぶる正鵠(せいこう)を失しているらしい...
夏目漱石 「三四郎」
...したがって吾人は解脱を修得する前に正鵠(せいこく)にあたれる趣味を養成せねばならぬ...
夏目漱石 「野分」
...明かにその正鵠を失している...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...観察は正鵠に当たっていると思われるが...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...正鵠(せいこく)を得ているものが多いと思う...
三木清 「西田先生のことども」
...まずは正鵠(せいこく)を得たものだろう...
南方熊楠 「十二支考」
...がはたして正鵠(せいこく)を射ていたかどうか...
山本周五郎 「新潮記」
...マルサス氏は次の推論においても正鵠を得ているであろうか? すなわち分量の超過が減少し消失するであろうから...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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