...――誠に之はコントの実証主義の正統的な継承でなければならない...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...社会科学の正統的な代表者は...
戸坂潤 「科学論」
...その最も正統的なものだけが唯物弁証法の哲学なのである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...思想・文化・としての正統的な発展が...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...必然的・正統的な徹底と発展とであったということである...
戸坂潤 「辞典」
...真に未来の綜合的な一大文学への正しき一過程としての正統的な「科学小説」であると考える...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...次ぎに問題になるのは、正統的な科学で、それ自身としては立派なものであり、むしろ科学の本道ともいうべきものについてである...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...朱子は正統的な周孔の儒者で...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...正統的なちゃんとした墨絵で...
中谷宇吉郎 「湯川秀樹さんのこと」
...この演奏は決して正統的なものではないが...
野村胡堂 「楽聖物語」
...最も正統的なる大衆読物として涙香物を送らんことを熱望して已(や)まない...
野村胡堂 「涙香に還れ」
...それが音楽理論の正統的なたやすく理解される美にたいするよりも...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「アッシャー家の崩壊」
...ごく正統的な公爵夫人画を仕上げながら...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...中間小説が一部の作家から現代文学の正統的な発展であるかのようにいわれている...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第十一巻)」
...正統的なプロレタリア文学の作品として...
宮本百合子 「解説(『風知草』)」
...保守的な宗教家として正統的なものの考えかたをしている老牧師の娘である女主人公が...
宮本百合子 「傷だらけの足」
...建物は堂々としていて端正で正統的なんですもの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...三のテント布と毛皮の外衣には我流で非正統的な切れ目が入れてあり...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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