...返事に困っているではありませんか?使 (独白(どくはく))どうもおれは正直すぎるようだ...
芥川龍之介 「二人小町」
...人間としては正直すぎる程正直で小心な四十男を選ぶ...
石川欣一 「山を思う」
...あれほど正直すぎるほど正直になつてゐた...
小穴隆一 「二つの繪」
...実際はあんまり正直すぎるほど喜んだものですから...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...けれども兄さんはあれで潔白すぎるほど潔白で正直すぎるほど正直な高尚な男です...
夏目漱石 「行人」
...あのお半という娘は正直すぎる...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――下手人にしちや少し正直すぎるよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――下手人にしちゃ少し正直すぎるよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...昼近くなりますよ」「そいつは正直すぎるだろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それに余りに正直すぎることはかえって徒らに不和喧嘩をまきおこすばかりで...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...――あまりに正直すぎる大将という者も困りものだ...
吉川英治 「三国志」
...誰にもあり勝ちな飾り気の全く見えない――余りにも正直すぎるくらいな藤吉郎の淡々たる舌の音に...
吉川英治 「新書太閤記」
...正直すぎるものです...
吉川英治 「源頼朝」
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