...自分が正気なのかどうかを疑わんばかりだった...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「幽霊花婿」
...真実(まったく)正気なのかどうか分りません...
江戸川乱歩 「赤い部屋」
...一人として正気な者はいなかった...
江戸川乱歩 「踊る一寸法師」
...彼奴(あいつ)は正気なのだ...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...「正気な男かどうかもよくわからないんです...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...正気な意味でわれわれ自身から抜け出ることができる...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...共に同盟されていた正気な全社会は彼を救いもしなければまた殺しもしませんでした...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...もう少し正気な国粋哲学に眼を向けよう...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...正気なのかい? どうしたというんだい?」「君はどんな生涯(しょうがい)を送るだろうか? どんな危険や試練を君はこれからまだ通るだろうか?……僕は君といっしょになっていたいのだ……...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...これで正気なんだからね」「居住(いずまい)だけは正気だ」「精神も正気だからさ」「どてらを着て跪坐(かしこまっ)てるのは...
夏目漱石 「虞美人草」
...彼は必竟(ひっきょう)正気なのだろうか...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...一体この女は正気なのか...
原民喜 「牛を調弄ふ男」
...君は正気なのか」「正気です」「どうも信用しにくいね...
久生十蘭 「魔都」
...こんがらかりの中で正気な心持でいる人たちなのであるから...
宮本百合子 「雨の昼」
...人が正気なのを、堅固な態度にあるのを、望まれるか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ましてや正気な人のしかも多数...
柳田國男 「地名の研究」
...彼女の正気なる事が判明したので...
夢野久作 「狂人は笑う」
...……彼女が果して正気なのか...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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