...この問題には正攻法で対処しなければならない...
...彼女はいつも正攻法で物事に取り組んでいる...
...このゲームは正攻法だけでは勝てない...
...次の試合では正攻法で攻めよう...
...要すれば正攻法に依りこれを攻略する...
石原莞爾 「戦争史大観」
...飽クマデモオーソドックスナ正攻法ヲ要求スル...
谷崎潤一郎 「鍵」
...正攻法ニ到達スル手段トシテノ遊戯デアルヲ説明シテモ...
谷崎潤一郎 「鍵」
...やむなく、正攻法によって、以前より強い刺戟を与えて、驚かすよりほかはなく、「さあ、起き給え!」これでもかと、兵馬は思いきって力を入れて女をゆすると、さすがに、女も夢を驚かされました...
中里介山 「大菩薩峠」
...ゆかりと谷五郎に逢つて見る」平次は正攻法に還(かへ)つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...掌に峠の雪を盛りて知る涙が濡らす冷たさならず物を規定するのに大抵の人は正攻法を用ひ肯定的にやる...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...ああ正攻的であったのは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...私は作家として、ひろい視野がある故に身を狭めざるを得ない車善六的感覚と、今のところ(今日迄)「朝の風」のような面でとりくんで来ているのですが、それはあれとは全く反対で、ああいう旋風的突然の完成に自身を捲き立ててゆけないから、正攻法で、従って、サムソンののびかかった髪の毛みたいな苦しいみっともないところがあります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...男の正攻法に対して敬意を感じた...
山本周五郎 「青べか物語」
...ここに萎縮(いしゅく)し、乏(とぼ)しき粮米(ろうまい)を喰い細らせてあるよりは、むしろ堂々、正攻法を取って、海津の城お取詰あそばし、諸道の敵の散軍を、個々撃滅なされたほうが、遥かに、御栄誉ある戦と考えまするが」「いやいや、海津を攻めるほどならば、信玄が甲府を出ぬうちに攻める...
吉川英治 「上杉謙信」
...陽平関より堂々蜀に伐(う)ち入るの正攻...
吉川英治 「三国志」
...隴右(ろうゆう)の大路へ出でて正攻法を取ったものである...
吉川英治 「三国志」
...前面から正攻で来たこの手の菊水兵が...
吉川英治 「私本太平記」
...正攻を取るのは不利とおもわれます...
吉川英治 「新書太閤記」
...真正面から約一千の正攻隊を押し出して...
吉川英治 「新書太閤記」
...――まして小牧で対峙(たいじ)してみて明らかとなったように正攻法でも奇略でも...
吉川英治 「新書太閤記」
...正攻法に依るがよいか)ということになる...
吉川英治 「源頼朝」
...――正攻法で勝てないことは...
吉川英治 「源頼朝」
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