...お坊さんが正坐している...
...武道の稽古で正坐の姿勢を取る...
...瞑想する時には正しい正坐の姿勢が大切だ...
...お祈りの時に正坐する...
...長時間机に向かう仕事をしているときにも正坐の姿勢で座ると腰痛が軽減される...
...美人は正坐に堪えざりけん...
泉鏡花 「活人形」
...裸男ひとり正坐す...
大町桂月 「月の東京灣」
...私は部屋の隅の方へチョコナンと正坐(すわ)りどんなことをするかと見ておりますと...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...中学一年の男の子は、正坐して、そうしてきちんと両手を膝(ひざ)に置き、実に行儀よく放送の開始を待っている...
太宰治 「家庭の幸福」
...ベッドの上に正坐(せいざ)して首をひねり...
太宰治 「パンドラの匣」
...私は思はず正坐して合掌した...
種田山頭火 「道中記」
...云はば正坐しながらあぐらをかいてゐるやうな安楽げな恰好だつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...端然と正坐しているのが清澄の茂太郎です...
中里介山 「大菩薩峠」
...畳(たたみ)の上に正坐(せいざ)し...
萩原朔太郎 「小泉八雲の家庭生活」
...キチンと正坐して聴いたものだといいます...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...山内はいわれたとおりズボンの膝を折って板敷に正坐し...
久生十蘭 「ノア」
...二時間ずつ正坐し...
久生十蘭 「ノア」
...遠慮は要らんばい」「結婚問題なのですが……」勝則は正坐して...
火野葦平 「花と龍」
...阿那律すなわち閉目正坐し...
南方熊楠 「十二支考」
...正坐した女の膝から胴につづく傾斜が平たく...
山川方夫 「愛のごとく」
...「今日は済まなかった」孝之助は正坐して云いだした...
山本周五郎 「竹柏記」
...正坐してじっと湖を見ていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...すぐ正坐して見事に割腹(かっぷく)した...
吉川英治 「新書太閤記」
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