...芭蕉のみづから「俳諧の益は俗語を正すなり」と傲語(がうご)したのも当然のことと云はなければならぬ...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...岡は静かな調子で訂正するように...
有島武郎 「或る女」
...孰れ公判があるのだから其時に訂正すれば良い位で...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...野村君が出社するとキチンと襟を正すという工合で...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...これを訂正する道はないわけであるが実際にはさような場合は決してあるはずはなく...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...厳正すぎる監督者の眼をかすめたくなることも...
中里介山 「大菩薩峠」
...それは何かしら割れ目のために生じた鐘の欠点を補正するという意味があったのではないか」という疑いを持たれた...
中谷宇吉郎 「露伴先生と科学」
...さういふ代りに「社会主義文学は何よりも先づ社会主義的でなければならぬ!」と修正すべきである...
平林初之輔 「文学の本質について(二)」
...徐(おもむ)ろにこれを修正すべしとの趣意であったけれども...
穂積陳重 「法窓夜話」
...必ず勘違いを正す事ができる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...輪廓を正すを要せず...
正岡子規 「病牀譫語」
...したがって今後彼らの思想を訂正するであろう人間は...
三木清 「危機における理論的意識」
...矯正すること...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...威儀を正すかのように坐り直した...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...一方、益州の劉璋は、なお健在なりとはいえ、その国政のみだれ、人民の苦しみ、誰か、それを正すを、仁義なしといいましょう...
吉川英治 「三国志」
...紫衣金襴(しえきんらん)の僧正すがたをほこらかに...
吉川英治 「私本太平記」
...それから先に訂正する...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...……すべてそうした過誤(かご)と歪曲(わいきょく)を、従来の史からのぞいて、正しきに正す、それが光圀の根本である...
吉川英治 「梅里先生行状記」
便利!手書き漢字入力検索