...併し冐頭先づC君の誤謬を正すことを以つて始めずにはゐられないことを感ずる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...それで実際観測された事実に応ずるように適当にラプラスの説を修正すれば...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...その人がただちにその半音の狂いを訂正する人ならあるいは音楽監督を必要としないかもしれない...
伊丹万作 「雑文的雑文」
...気温の変化とを考慮に入れて補正すると...
海野十三 「深夜の市長」
...合わぬなれば法律を改正する...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...(他人のつまらぬ呟きを校正するのは...
太宰治 「義務」
...それは何かしら割れ目のために生じた鐘の欠点を補正するという意味があったのではないかと疑わせる...
寺田寅彦 「鐘に釁る」
...右例言中の『古來の習慣』は今思へば『或時代の習慣』と訂正すべきであらう...
土井晩翠 「新詩發生時代の思ひ出」
...誤植を訂正する程度の変更を加えることしか出来なかった...
戸坂潤 「科学方法論」
...「最初に御秘宝の方の御返事を承りますでございます」と居ずまいを正す...
久生十蘭 「魔都」
...我々が最初の外観を訂正することを妨げない...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...いろいろ彼の意見を正す為に...
牧野信一 「鏡地獄」
...そこの所を私流にスナオな言葉に修正することによって彼の暴論を粉砕し...
三好十郎 「恐怖の季節」
...矯正するよりも腐敗させる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...したがってこのことは美に対していつも聯想(れんそう)される富貴とか贅沢とか高価とかの概念を根本的に修正する原理を与えるでしょう...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...たとえお素人のけいこでも間違いを本当に正すとすると容易なことでない...
山本笑月 「明治世相百話」
...軍法に依ってここに正す...
吉川英治 「三国志」
...旅行当時の印象をあとから訂正するわけにも行かず...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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