...吃音を矯正する一種の學校也...
大町桂月 「小石川臺」
...これを訂正する道はないわけであるが実際にはさような場合は決してあるはずはなく...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...砂馬は俺の言葉が気にいらなくて訂正するみたいに...
高見順 「いやな感じ」
...などわが素性問ひ正す?遠く離るゝ豐沃の*パイオニエーはわが故郷...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ただの諸文化自身から抜け出して或る独特な新しい文化的尺度を規正するこの「文化の意識」は...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...即ち空間は「現象(之は外的現象と訂正すべきであろう)の可能の条件と見做される」のである...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...劉の書物を校正する法則といふものが...
内藤湖南 「支那の書目に就いて」
...侍醫李柱國が方技を校正することになり...
内藤湖南 「支那目録學」
...我もまたいそがしからずば君が草稿の字句仮名遣(かなづかい)の誤ぐらゐは正すことを得べしといはれけり...
永井荷風 「書かでもの記」
...中には事実に相当訂正すべきところもあり...
中里介山 「生前身後の事」
...此觀念の錯誤ある場合に於ては遂にこれを矯正することを得ざるべし...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...今これを矯正する必要を認める...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...人の教を得て正すであらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...或はさきの沒却理想を詩文の唯一質としての評論を訂正するにあるべきのみ...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...「雪国の春」を校正する片手に...
柳田国男 「雪国の春」
...国老の職権があるのだから理否を正すのに遠慮はない...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...それをどうして二人に訊(き)き正すことが出来るだろう...
横光利一 「上海」
...道理は論理をもときには間違いと正す...
横光利一 「スフィンクス(覚書)」
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