...この決定は非常に規則正しく復帰する各種の周期的現象に基づくものである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...この礼儀正しく、教養ある聴衆が、かくもしとやかに、静粛に、そして讃評的であったことは、興味も深く、また気持よかった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...あのばたんと云う音とたった今見えた黒い影とは正しくそれだったと思えるのであるが...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...日本の知識人が常に目なれている古典支那文を正しく解釈するということだけから考えても...
津田左右吉 「日本に於ける支那学の使命」
...私は仙臺の發音の正しくない事は豫てから聞いて居たけれども...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...その限りフィヒテの立場は寧ろ客観的であると考えられるべく又より正しくは主客の対立を絶した絶対的な立場と考えられるべきである...
戸坂潤 「辞典」
...巳之助から応対正しく迎えられて...
豊島与志雄 「古木」
...この人びとはかねてから神の教えを正しく信じ...
永井隆 「この子を残して」
...そして正しく見ればじつは軽蔑すべき困難にほかならないのだよ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...認(みと)められぬ行爲をも『正しくあらしめよ』といふ力でございます...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...芝の海ならね正しく「横丁に一つづつある」急坂である...
正岡容 「寄席風流」
...親切にしかも規則(きそく)正しく看護(かんご)してくれて...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...この問を正しく捉へようとする者は...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...清く正しくかつ幸福に生きられることを教えたのであって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それは物事をいつも正しく判断して誤らないように仕込まれている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...これなども正しくは仏餉田(ぶっしょうでん)というべきで...
柳田國男 「地名の研究」
...正しく狐にて首を流し元の穴に入れ後足(あとあし)を爪立(つまた)てていたり...
柳田国男 「遠野物語」
...系図は、正しく、帝系(ていけい)を汲んでいるが、そのあいだに、蝦夷の女の血も、濃く、交じったであろうことは、いうまでもない...
吉川英治 「平の将門」
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