...電光形に正しく先頭の後を登って行くといよいよ初めての下りがきた...
板倉勝宣 「五色温泉スキー日記」
...これに反してヨブは所論支離滅裂なりしもその精神において正しく...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...正しく地球人の顔だった...
海野十三 「三十年後の世界」
...松山鮓の皿を取上げて一粒もこぼさぬように行儀正しくそれを食べるのであった...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...銀杏(いてふ)の葉をさかさに立てたやうにぱらりとひらいて左右の均斉も正しく...
太宰治 「津軽」
...規則正しく、割りふりをされた敷地の中に、今は普通の家が立ちならんでいるのだが、かつては藁ぶきの家屋が、きまって南向きに小窓を二つあけて、ポツンポツンと立ち並んでいた...
知里真志保 「生きているコタンの銅像」
...正しく理解・説明・記述出来ないと考えられる...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...正しくないだろうか? いや彼ら自身でわれわれの言うことが正しいことを悟るに違いない...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...もし犬を深く愛していたんでなければ、あんなに正しく、美しい、犬が描けるものではないと――...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...正しく「芸術のための芸術」であるからだ...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...萬事を儀禮正しくきちんとしてゆくのに最上の組織だと云ふことが分りましたら...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...出来得る限り年譜は正しく編しぬ...
室生犀星 「抒情小曲集」
...清く正しくかつ幸福に生きられることを教えたのであって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いくらしとやかに礼儀正しく努めても...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...物への見方には「正しく観ること」がなければならぬ...
柳宗悦 「工藝の道」
...私を正しく見てのことであろうか...
柳宗悦 「民藝四十年」
...どちらが正しく適中するかを競争したりしながら戯れるのを常とした...
横光利一 「馬車」
...正しく受け取られたものとして...
吉川英治 「黒田如水」
便利!手書き漢字入力検索