...その欲望を正しく上品に訓練して行く事が吾々として學生時代は勿論一生涯つとめなければならぬ事である...
會津八一 「音樂に就いて」
...――これも正しく心霊学徒に取りて好参考資料であることは...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...世間の前に不當に自己を正しく見せむとする虚榮心に躯られて...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...しかし全く正しくはないということは次の表(アメリカ人シー See の計算による)を見れば分る...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...東亜連盟運動が正しく強く生長...
石原莞爾 「戦争史大観」
...彼は自分の方が正しくないとみずからとがめ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...初めて正しく評価され...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...彼の心臓はまたもとのように規則正しく動悸を打っていた...
プーシキン Alexander S Pushkin 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...これは正しくてけっしてその名実を取り違えているのではない...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...定義が正しくないことを証明するものではなく...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...正しく判断し中(あ)てるはすこぶる難い...
南方熊楠 「十二支考」
...」此文化丙子九月六日の歿日は霧渓も亦正しく書してゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それは正しく用いられるなら...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(b)みずから正しく生きることを忘れ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その苦痛を正しく踏み越えるところに真実があるのです」「それではおまえは」と宗兵衛が云った...
山本周五郎 「新潮記」
...帽子は枕元に正しく置きてあり...
夢野久作 「暗黒公使」
...正しく、剣の声が走った...
吉川英治 「三国志」
...規則正しく強情(ごうじょう)を張りさえすれば...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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