...指揮単位が個人と言うのが正しいこととなる...
石原莞爾 「最終戦争論」
...はや列伍正しく控へて居る...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...十五年間もじっと正しき時を刻(きざ)んで...
海野十三 「時限爆弾奇譚」
...それを通じて面会するのがいいね」帆村は正しいやり方を薦めた...
海野十三 「地獄の使者」
...自分の判断を真に正しいと自認することはできない...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...あの活動写真の助手は、まだこの仲間では、いちばん正しい...
太宰治 「花燭」
...理解が正しくなる...
田山録弥 「小説新論」
...私がこれを正しく使用するときにも過ち得るやうなものとして私に與へなかつた筈である...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...正しい人間を造ろうということには心のうちには...
新渡戸稲造 「自警録」
...彼女は彼女のゆく道を正しく歩もうと闘(たた)かったのだ...
長谷川時雨 「遠藤(岩野)清子」
...ひとりひとり正しい型のゴパックを踊つた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...次々と文楽によって伝統正しく伝えられているが...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...尋常な礼儀正しい愛想のいいところにある...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「餓えた人々(習作)」
...人間の記臆はどれ程正しく續く者かを他日檢査する爲めにだ...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...外国文学も或程度正しく本質を理解したいと思えば...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...だが笑う者も讃うる者も共に正しい...
柳宗悦 「民藝四十年」
...自分の眼が誤っていたか正しかったか...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...――おれは正しかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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