...正々堂々とか赤裸々とか君は云ふけれど...
石川啄木 「漂泊」
...正々堂々とか赤裸々とか君は云ふけれど露骨に云へや後前(あとさき)見ずの亂暴だあね...
石川啄木 「漂泊」
...正々堂々と名乗りを上げて果し合うんでなくっちゃ面白くありませんですから...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「機密の魅惑」
...正々堂々と花柳病の広告を新聞や雑誌に掲載する国はあるまい...
辰野隆 「パリの散策」
...正々堂々と彼を人でなし扱いにしている...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...彼等はグランドで正々堂々と就職運動をやっているのだ...
戸坂潤 「社会時評」
...正々堂々と自己を主張してやろう! そう私は心に誓った...
豊島与志雄 「未来の天才」
...三造くらゐ正々堂々と戦はうと思つてゐる者はない...
中原中也 「青年青木三造」
...まあ正々堂々と北京(ペキン)へ駐在する事にするよ」「東洋専門の外交官かい」「東洋の経綸さ...
夏目漱石 「虞美人草」
...そんな愚(ぐ)な事を云わずに正々堂々と創作なら...
夏目漱石 「野分」
...最良の利益とは正々堂々と人の前でいって恥ずかしくないことをいうのである...
新渡戸稲造 「自警録」
...正々堂々とした個人的なつながり...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...負けを認めて正々堂々と武器を明け渡す者と同じく...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...正々堂々と戦えば皆に勝てる」「そうかもしれないが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...それならば正々堂々と...
牧野信一 「〔編輯余話〕」
...自然の嵐は威厳をもって圧倒的に正々堂々と...
「海流」
...探偵小説を書くなら正々堂々と玄関から...
夢野久作 「探偵小説漫想」
...戦国の習慣どおり正々堂々と陣を布(し)いて技術を戦わすものだった...
吉川英治 「銀河まつり」
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