...正々堂々とか赤裸々とか君は云ふけれど...
石川啄木 「漂泊」
...正々堂々とか赤裸々とか君は云ふけれど露骨に云へや後前(あとさき)見ずの亂暴だあね...
石川啄木 「漂泊」
...渠(かれ)がいわゆる正々堂々として説くこと一条...
泉鏡花 「婦系図」
...予め敵に果し状をつきつけて正々堂々と相見えるというのでなくて...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...正々堂々と行こうではないか」それにつづいて稲村与市...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...武士道とか正々堂々とかの観念を既に教育せられてゐる者には...
太宰治 「お伽草紙」
...どろ/\!・ゆらげば枝もふくらんできたやうな・春はいちはやく咲きだしてうすむらさきトラツクのがたびしも春けしきめいて三月十二日正々堂々として朝がへり...
種田山頭火 「其中日記」
...彼等はグランドで正々堂々と就職運動をやっているのだ...
戸坂潤 「社会時評」
...正々堂々と自己を主張してやろう! そう私は心に誓った...
豊島与志雄 「未来の天才」
...三造くらゐ正々堂々と戦はうと思つてゐる者はない...
中原中也 「青年青木三造」
...まあ正々堂々と北京(ペキン)へ駐在する事にするよ」「東洋専門の外交官かい」「東洋の経綸さ...
夏目漱石 「虞美人草」
...しかもわが人格を傷(きずつ)けず正々堂々と見なくては心持ちがわるい...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...そんな愚(ぐ)な事を云わずに正々堂々と創作なら...
夏目漱石 「野分」
...あんたなら正々堂々と立ち向かえるし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...正々堂々と戦えば皆に勝てる」「そうかもしれないが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...それならば正々堂々と...
牧野信一 「〔編輯余話〕」
...誠に正々堂々と立派な打方をするのがある...
正岡子規 「病牀六尺」
...それを正々堂々と職業として...
宮本百合子 「現実の道」
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