...それでもどうにか押し込み止め金をかけた...
梅崎春生 「日の果て」
...ぜんぶ中から止め金がかけてあるはずなのに...
江戸川乱歩 「おれは二十面相だ」
...ただ首の所で銀の小さな止め金で止めてあるきりなので...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...立って窓の止め金を締め直した...
橋本五郎 「小曲」
...ひとつには風のためにその止め金が外れそうになっていたからである...
橋本五郎 「小曲」
...止め金に銀の小菊が彫ってある...
火野葦平 「花と龍」
...「ほんとうに」止め金のこわれた活版屋の外開きのガラス戸がギラリと雲立った空の太陽を反射させて煽られはじめた...
「今朝の雪」
...武丸は運転手に「オトエハタケマルトトモニブジ」と書いた電報を渡して「帰って夜が明けたらすぐに打て」と命じて多額の口止め金を与えた...
夢野久作 「黒白ストーリー」
...黄金色(きんいろ)の止め金をパチンと開きました...
夢野久作 「死後の恋」
...それは銀の止め金の付いた普通の赤いなめし皮に巻かれていて...
リットン Edward George Earle Bulwer-Lytton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
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