...彼れは母さんの涙で止められる事を心配して...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...運動を止められるので鶏は肥って肉は柔かになる...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...出入りを差止められるようなことを仕出来(しでか)したのも...
谷崎潤一郎 「細雪」
...どうしたら居所が突き止められるか...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...止めようと思って止められるような俳句であるならば...
種田山頭火 「最近の感想」
...またたいていの広い火よけ街路の空間をもってしてもはたして防ぎ止められるかどうかはなはだ疑わしい...
寺田寅彦 「函館の大火について」
...こうして真理の対立超越性即ち絶対性がわずかにつなぎ止められる...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...元來日中に蝕がある場合には天子は之れを忌んで政事を執る事を止められるので其れは誰でも知つて居る事であつたが...
内藤湖南 「平安朝時代の漢文學」
...この運命をどうくい止められるでしょう...
浜尾四郎 「正義」
...ハンドルによって止められる...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...最悪の瞬間をなんとかくい止められるかもしれない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...「誰が俺を止められるか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...蟒は止められるとかへつて我意が強くなるたちだつた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...太夫元からは鶴ちゃんの病状が病状故若し避病院へでもやられては興行をさし止められるから...
矢田津世子 「旅役者の妻より」
...風邪(かぜ)などいうものを知らなかった原因も突き止められるのである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...止められる限りは止めたが...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...自殺の恰好で……それを若い刑事にシッカリと抱き止められると...
夢野久作 「冗談に殺す」
...伊織は確かかな」「おらだって」見るな――と止められるほど...
吉川英治 「宮本武蔵」
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