...彼れは母さんの涙で止められる事を心配して...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...それらのものを外国に頼んでおれば皆戦時禁制品として輸入を止められる...
大隈重信 「〔憲政本党〕総理退任の辞」
...出入りを差止められるようなことを仕出来(しでか)したのも...
谷崎潤一郎 「細雪」
...男の居場所を突き止められるやも...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...初めて突き止められるのである...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...元來日中に蝕がある場合には天子は之れを忌んで政事を執る事を止められるので其れは誰でも知つて居る事であつたが...
内藤湖南 「平安朝時代の漢文學」
...あとは私が喰い止められるだけ喰い止めて...
中里介山 「大菩薩峠」
...今となつちや止められる心配もあるめえ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...諸員起立の間に凡そ七分の所で捲き止められると...
羽田亨 「賢所御神樂の儀」
...この運命をどうくい止められるでしょう...
浜尾四郎 「正義」
...少しの省察によって止められるので...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...自分なら卑劣な計画を止められる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...この腕で養つて来たんだからな!」「これからは瓦斯や水道を止められる心配はないから...
牧野信一 「南風譜」
...小さいヨハンネスの命が取止められるようにと...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「小フリイデマン氏」
...一ト晩ぐらいはひき止められるかもしれない...
矢田津世子 「旅役者の妻より」
...風邪(かぜ)などいうものを知らなかった原因も突き止められるのである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...未亡人が止められるのも聞かずに無理やりに離婚の手続きをしてしまわれました...
夢野久作 「奥様探偵術」
...それらの新たな群衆に止められると...
横光利一 「上海」
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