...彼れは母さんの涙で止められる事を心配して...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...出入りを差止められるようなことを仕出来(しでか)したのも...
谷崎潤一郎 「細雪」
...その時雌は呼吸を止められるから必死になって逃げ出そうと藻掻(もが)くそうである...
寺田寅彦 「話の種」
...男の居場所を突き止められるやも...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...トキエに引止められると...
豊島与志雄 「肉体」
...元來日中に蝕がある場合には天子は之れを忌んで政事を執る事を止められるので其れは誰でも知つて居る事であつたが...
内藤湖南 「平安朝時代の漢文學」
...今となっちゃ止められる心配もあるめえ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...駕籠から懐中鏡まで捨てるのはいじらしいじゃないか」「どうしたら相手を突き止められるでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この運命をどうくい止められるでしょう...
浜尾四郎 「正義」
...止められれば止められるで...
林芙美子 「「リラ」の女達」
...こうして止められることはなかったはず...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...この腕で養つて来たんだからな!」「これからは瓦斯や水道を止められる心配はないから...
牧野信一 「南風譜」
...そして今日ロンドンに送られる小麦は国境内の商工業者を支持するために差し止められるに違いない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...小さいヨハンネスの命が取止められるようにと...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「小フリイデマン氏」
...枝をくぐってひとなみの技では容易に射止められるものではなかった...
室生犀星 「姫たちばな」
...太夫元からは鶴ちゃんの病状が病状故若し避病院へでもやられては興行をさし止められるから...
矢田津世子 「旅役者の妻より」
...一ト晩ぐらいはひき止められるかもしれない...
矢田津世子 「旅役者の妻より」
...水道も止められる...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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