...牢ばいりは止められないまた少々さもしい話になるが...
大杉栄 「獄中記」
...拾いだすとなかなか止められない...
鈴木三重吉 「千鳥」
...自分にもよく突き止められない恐怖と不安を覚えたのであろう...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...酒と煙草と俳句とはとうてい止められない...
種田山頭火 「其中日記」
...それでもまだどうしても止められない愛着の情が...
近松秋江 「うつり香」
...もう止められない! そうなる前に...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...どこにもつなぎ止められないで勝手に放浪することのうちに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...しかし漠として取止められないが...
長岡半太郎 「原子核探求の思い出」
...このあまり気にも止められないくらいの瑣細な問題でも...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...それゆゑ僕には「詩」は止められない...
萩原朔太郎 「詩に告別した室生犀星君へ」
...それは彼女自身どうにも止められないことだ...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...やつぱり中途で止められないのだね...
堀辰雄 「ヴェランダにて」
...あなたにも止められない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...今度は不意に剣のひとえぐりで息を止められないように...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「浅瀬に洗う女」
...でも私は寄席通いが止められない...
正岡容 「わが寄席青春録」
...その抱負らしく見せてゐる高慢な点が如何にも変に感じられるのを止められない...
水野葉舟 「言文一致」
...わたしはそのおしゃべりを止めようとして止められないでいる人たちを見受ける...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...悪事は止められない性分なのさ...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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