「止めど」の意味
止まるところ。終わり。「止めどない」「止めどなく」の形で用いる。
小説での「止めど」の使い方
...その上には彼の脣から止めどもなく流れだす涎(よだれ)でもって...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...均衡(きんこう)を失った身体は止めどもなく辷り落ちる...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...不思議な程止めどもなく...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...ハハハハハハハ」止めどのない哄笑であった...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...そして額が破れて鼻からも口からも血がぽたぽたと止めどもなく床にしたたり落ちた...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...止めどなく流れ落ちて...
谷崎潤一郎 「Dream Tales」
...それは花や月その他いっさいの具象世界のあまりに取り止めどころのないたよりなさである...
寺田寅彦 「相対性原理側面観」
...それを傷つけると血が止めどもなく流れ出た...
寺田寅彦 「亮の追憶」
...返事といえばただ向こうから止めどなくやってくる罵詈雑言...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「三枚の学生」
...女の話は止めどなかった...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「曲れる者」
...止めどもなくまくし立てるのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...止めどもなく笑い出す...
久生十蘭 「魔都」
...我々の欲望と追求とは止めどなく生れるばかりである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...止めどもなく昂奮(こうふん)して行くのとよく似ていた...
柳田国男 「木綿以前の事」
...何でも止めどのない奴ですから...
吉川英治 「三国志」
...善信の頬に白い涙のすじが止めどなく流れていた...
吉川英治 「親鸞」
...涙のすじが頬を下って止めどなかった...
吉川英治 「親鸞」
...そして、止めどもなく、流れる涙を流れるままに任して、いかにも憎そうに、啓之助を睨みつけている...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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