...彼れは母さんの涙で止められる事を心配して...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...そやさかい睡眠剤飲ますこと尚更(なおさら)止められへんいいなさいますねん...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...なおちょっと足を止め...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その歩みを止めはしない...
中井正一 「国立国会図書館について」
...その石を発止(はっし)と受け止めました...
中里介山 「大菩薩峠」
...いいえ止めないで下さい...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...待つた」止める隙もありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それを突き止めるんだ」平次はとッさの間に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...引止められるのを振切ってこれから大阪へ下ろうという都合(つもり)...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...酒てものピチッと止めることは中々むづかしい...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...これで話を止めて...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...そこで私は潮時を見計らって南堂家に出入りしているタッタ一人の家政婦の自宅を突き止めた...
夢野久作 「けむりを吐かぬ煙突」
...いまだにさういつた芸人付き合ひが止められないので...
吉井勇 「黒足袋」
...「無益な闘いは止めようじゃないか...
吉川英治 「三国志」
...田楽狭間(でんがくはざま)は、この道を真東(まひがし)よな」柴田権六とか林佐渡とかいう重臣たちは、むしろ物見の報告を、非常な惑いと、危惧をもって聞いたので、信長の直感と、その驀進(ばくしん)ぶりを、たって止めたが、信長は肯(き)かず、「卿(けい)ら、老朽の智者ども、この期(ご)になお、何を惑うぞ...
吉川英治 「新書太閤記」
...かえって落命なされたのでした」「……止めたのに」武蔵は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...と呟いてふたりは足を止め...
吉川英治 「宮本武蔵」
...次第に馬力車を走らせておいて、そして突然、馬を止めた...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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