...私止めることが出來なかつたのですよ...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...この「宣伝」という文字について取り止めないいろいろの事を考えてみた...
寺田寅彦 「神田を散歩して」
...歌も踊りも止めて見上げますと...
豊島与志雄 「お山の爺さん」
...物に驚かされたように足を止めて...
中里介山 「大菩薩峠」
...それも取止めた証拠は一つもありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それで澤山だ」八五郎の張り上げる聲を平次はあわてゝ止めました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私は飛び出してやろうかと考えたが止めた...
葉山嘉樹 「牢獄の半日」
...遠く村の端々まで拡がつた流しの唄を時々耳に止めながら...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...両親はその娘を売ることが出来るまですべて手許に止めておくから...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...それを衝き止めたいとも思つてゐたのです...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...作家は工藝を個人的美術に止めてはならぬ...
柳宗悦 「工藝の道」
...少しもこの世の響きを止めていない...
夢野久作 「暗黒公使」
...「呼び止めたのは何の用事であるか...
吉川英治 「江戸三国志」
...わしは常に感謝している」「嘘ばかり仰っしゃい」「冗談は止めて...
吉川英治 「三国志」
...天蔵から口止めしてあるので...
吉川英治 「新書太閤記」
...これから大石殿をさがしに行こう』そう云って大胯(おおまた)に立ち去ってゆく二人を主税は止めなかった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...あんなに止めたのに――」縁がわに坐りこむと...
吉川英治 「宮本武蔵」
...伊織は確かかな」「おらだって」見るな――と止められるほど...
吉川英治 「宮本武蔵」
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