...更に馭者に向って「止めろ」と叫びかけた時には...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「青玉の十字架」
...ただ取り止めもつかぬ短夜の物語である...
寺田寅彦 「やもり物語」
...彼女は唸り声をはたと止め...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...私は自分の巣に帰るのを止めて...
豊島与志雄 「湯元の秋」
...二人は、声がしたらしいと考えた場所へ近づくと、歩みを止めて、四方を眺めた...
直木三十五 「南国太平記」
...唇まで持って行っては止め...
中里介山 「大菩薩峠」
...今日限り殺生(せっしょう)は止めにしる」そう言って与次郎は...
中里介山 「大菩薩峠」
...痛々しいものの映ることを止めることができません...
中里介山 「大菩薩峠」
...わざわざモルヒネまで注射してそれを防ぎ止めたのだとは...
夏目漱石 「思い出す事など」
...椽(えん)から飛出した時暗がりから不意に斫(き)り付けたのを短銃(ぴすとる)で受止めたが切先きが余つて創(きずつ)ひたのです――...
楢崎龍、川田雪山 「千里駒後日譚」
...三右衛門以下の止める間もありません...
野村胡堂 「礫心中」
...ずっと下の針止めに鋏(はさみ)を入れておいて...
長谷川時雨 「西川小りん」
...何れの御時にか釆女御門の御別れを歎き生ながら籠りたる也」是は垂仁帝の世に土偶を以て人に代へ殉葬を止められたに拘らず...
南方熊楠 「人柱の話」
...」ばあやがあわてて引止めた...
水上滝太郎 「九月一日」
...「駕籠屋」と呼止めた...
山本周五郎 「其角と山賊と殿様」
...それぞれ世間からひでえめにあわされてるぜ」「口のへらねえ野郎だ」松田は手を止めて栄二を睨みつけた...
山本周五郎 「さぶ」
...なぜ悪い」「軍状を持った急使とわかれば止めはせん...
吉川英治 「新書太閤記」
...糧米買止めの策と海上封鎖に活躍していた...
吉川英治 「新書太閤記」
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