...学校の課題が残っていても、止むに止まれぬ用事がある...
...今日の試合は雨で中止になりそうだが、止むに止まれぬ事情がある場合は開催することもある...
...大事な取引があっても、病気や急用があれば止むに止まれぬのでキャンセルすることもある...
...あなたが出発したいと思っているのはわかるが、今夜は天候が悪く止むに止まれぬので、明日に延期しよう...
...もしも自宅から遠く離れた場所にいて、急に災害が起こったら、帰宅するために止むに止まれぬ場合もある...
...速戦即決の徹底を要したドイツのため止むに止まれぬ彼の意気は真に壮とせねばならぬ...
石原莞爾 「戦争史大観」
...止むに止まれぬ心情の発露を吹き込むのだ...
豊島与志雄 「偶像に就ての雑感」
...でも小生の止むに止まれぬ願を更めてお胸にお止め下さいまし...
中里介山 「生前身後の事」
...如何せん止むに止まれぬ...
新渡戸稲造 「自由の真髄」
...能を自己の芸術表現の手段として考へる者に取つては止むに止まれぬ衝動の発揮であつた...
野上豊一郎 「演出」
...止むに止まれぬ事情があって...
橋本五郎 「撞球室の七人」
...ついに止むに止まれぬ次第となったので...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
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逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...右は止むに止まれぬ大和魂の迸(ほとばし)りである...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...「実は御隠居さま、拙者、止むに止まれぬ、武道の意気地により今晩限り、旧師脇田一松斎と別れ、未熟ながら一芸一流を立て抜く決心、――それに就(つ)き、御隠居さまの、御配慮を煩(わずらわ)したく、深夜ながら、お袖に縋(すが)るため、まかり出(い)でました次第でござります」「なに? 脇田の門を捨てたとか? それはまた何故」と、さすがに土部三斎も愕きの色を浮べて、「それはまた、どうしたわけだ?」「御存じはござりますまいが、今度上方より初下りの、中村菊之丞一座の雪之丞、之が、不思議な縁あって、拙者よりも前かたより一松斎門にて剣技を学んだ者でござります...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...ただ何ぞの止むに止まれぬ場合に...
柳田國男 「夢と文芸」
...その止むに止まれぬ生存競争から生み出される...
夢野久作 「少女地獄」
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