...容易に体じゅうの戦慄(せんりつ)が止まらないと云った風であった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...追うその足も止まらない...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...中には生別(せいべつ)即(そく)死別(しべつ)となった人も一二に止まらない...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...かくて科学論の歴史概念が観念的概念に止まらないわけに行かず...
戸坂潤 「科学方法論」
...一般に科学の方法に就いての理論であるには止まらない...
戸坂潤 「科学論」
...決して単なる哲学としては止まらない...
戸坂潤 「技術の哲学」
...もはや決して満州の問題には止まらない意味を持ってくるわけだ...
戸坂潤 「社会時評」
...処がこの後の場合の文化危機はもはや思想水準の低下だけには止まらない...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...ただに美辞というに止まらない...
新渡戸稲造 「東西相触れて」
...梯子段の上り口に腰を降ろして爪を噛んでいたが相変らずしゃっくりは止まらない...
林芙美子 「泣虫小僧」
...一つの心像や観念には止まらないであろう...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...おかしくて笑いが止まらないそうだ...
三好十郎 「好日」
...止まらないのが業の車さ...
吉川英治 「私本太平記」
...笑いが止まらないほど笑いぬいた...
吉川英治 「私本太平記」
...日吉を撲った者だけに止まらない...
吉川英治 「新書太閤記」
...死にもの狂いな城兵の抵抗はこの程度には止まらない...
吉川英治 「新書太閤記」
...いまやそれの東漸(とうぜん)は止まらない勢いにある」「御気性として...
吉川英治 「新書太閤記」
...そこの一面だけに止まらない...
吉川英治 「新書太閤記」
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