...さらにこの混雑は彼らの間のみに止まらないのである...
石川啄木 「時代閉塞の現状」
...権威を過信する弊害はあながちこれらの枝葉の問題に止まらない...
寺田寅彦 「科学上における権威の価値と弊害」
...従って人格の単なる道徳的自由に帰着するような主観的実践行動には止まらない処の客観的な活動性...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...ちっとも立止まらないで歩いてゆく...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...水夫と乗客との目にはもはや溺(おぼ)るる男の姿は止まらない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...とうとう車道から人道へ乗り上げそれでも止まらないで板塀(いたべい)へぶつかって逆戻をする事一間半...
夏目漱石 「自転車日記」
...引き止めても引き止まらない切れたがるきずなならばこの男ともあっさり別れてしまうより仕方がない……...
林芙美子 「新版 放浪記」
...振子が止まらないように注意して...
火野葦平 「花と龍」
...彼らはけっして二晩と同じ入江に止まらない...
牧逸馬 「チャアリイは何処にいる」
...アッハハハ……(笑いが止まらない)登美 ホホホホ...
三好十郎 「好日」
...鼻血が出て止まらない場合に...
夢野久作 「少女地獄」
...知らず識らず眦(まなじり)から涙がながれて止まらない...
吉川英治 「黒田如水」
...眼球を抜かれた一眼の窪(くぼ)からあふれでる鮮血は止まらない...
吉川英治 「三国志」
...それだけには止まらない...
吉川英治 「宮本武蔵」
...下手(へた)な手綱ではもう止まらない...
吉川英治 「宮本武蔵」
...あまり血が出て止まらないので...
吉川英治 「宮本武蔵」
...笑いの止まらない様子で...
吉川英治 「宮本武蔵」
...そんなことにも止まらない...
吉川英治 「宮本武蔵」
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