...記憶に止まらない...
泉鏡花 「幼い頃の記憶」
...彼はハッとして立止まらないではいられなかった...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...権威を過信する弊害はあながちこれらの枝葉の問題に止まらない...
寺田寅彦 「科学上における権威の価値と弊害」
...十一風邪(かぜ)をひいて軽い咳(せき)が止まらないようなとき昔流の振り出し薬を飲むと存外よくきく事がある...
寺田寅彦 「藤棚の陰から」
...ここでは関心は――利害と雖も――単なる一個人・一階級の関心に止まらない...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...だが決してそれだけの問題には止まらない...
戸坂潤 「読書法」
...この種の問題は決してただのテキスト批判の問題には止まらないのである...
戸坂潤 「読書法」
...それが単なるテキスト・クリティックの問題に止まらない証拠である...
戸坂潤 「読書法」
...如何に引止めようとしても止まらないで...
豊島与志雄 「或る女の手記」
...水夫と乗客との目にはもはや溺(おぼ)るる男の姿は止まらない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...自分で思索しながら読むということは単に批判的に読むということにのみ止まらないで...
三木清 「如何に読書すべきか」
...形式主義者の考える如く単に表象の普遍妥当的な結合を意味するに止まらないで...
三木清 「哲学入門」
...おかしくて笑いが止まらないそうだ...
三好十郎 「好日」
...一〇しかし力はこれに止まらない...
柳宗悦 「民藝四十年」
...止まらない涙に当惑した...
吉川英治 「三国志」
...眼球を抜かれた一眼の窪(くぼ)からあふれでる鮮血は止まらない...
吉川英治 「三国志」
...笑いが止まらないほど笑いぬいた...
吉川英治 「私本太平記」
...それだけには止まらない...
吉川英治 「宮本武蔵」
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