...併しその力は猶俺に自信を與へない、歡喜を與へない、不斷の充實と緊張とを與へない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...從來忌避して來た一切のものが卓越せる歡喜となるべしとの事であつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...神祕なる歡樂を覺ゆるものから...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...そして私を歡迎した...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...今日(けふ)の歡(よろこ)びに明日(あす)の哀れを想ふ人もなし...
高山樗牛 「瀧口入道」
...曇日の合歡(ねむ)の葉影にほのかな淡紅の花をおいた背景で描いた...
竹久夢二 「砂がき」
...」「一緒に? お前も一緒に行くのか?」狸の小さい濁つた眼は歡喜に燃えた...
太宰治 「お伽草紙」
...スパルタ國王メネラーオスの客として歡待された折...
土井晩翠 「「イーリアス」例言」
...625汝らむかしわが妻の厚き歡待受けしとき...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...いかに私(わたし)は歡喜(くわんき)の笑みを浮(う)かべたことであらうか?それからけふまでもう二十余(よ)年...
南部修太郎 「寫眞と思ひ出」
...どつと起る街の歡聲(くわんせい)...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...どんな歡迎を受けたかは言ふ迄もありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...曉方主人の枕もとに置いてある眞物の鍵とすり換へて歡喜天堂を開けたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...どんなに私が歡喜にふるへたか...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...遂に主の歡(よろこ)びの内に召されたと云つて寄越すだらうと思ふ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...直接必要な知識として歡迎せらるゝは自然科學...
松村任三 「大植物圖鑑」
...大黒天を『シヴアの息子ガネサ(歡喜天)の變名ではあるまいかと言るるならば理由もつくが孰れにしても研究の餘地がある』と説れた...
南方熊楠 「再び毘沙門に就て」
...それを歡喜して受けるかんさんの肉體が削がれることは...
室生犀星 「渚」
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