...斯くても尚詩といはるべき歟(か)...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...斯ういふ国柄では婦人に近づくのは極(ごく)優柔な意気地無し歟(か)...
内田魯庵 「犬物語」
...京山老人醒セレ眠リヲ長兄忘レタルレ我歟カ...
京山人百樹 「北越雪譜」
...富士の金崛に入玉うは、此帝歟、可レ詳...
高木敏雄 「比較神話学」
...遊興もほどほどに止(とど)むべしとの戒歟(いましめか)...
太宰治 「新釈諸国噺」
...遂に一個の小竜渓と為りたるもの歟...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...また往時の演劇を想像するの一助とならん歟(か)...
永井荷風 「江戸芸術論」
...恐らくは他国他人種の文明にその比を見ざる処ならん歟(か)...
永井荷風 「江戸芸術論」
...支那そばやが唐人笛を吹いて歩くようになったのは明治四十年より後であろう歟(か)...
永井荷風 「巷の声」
...そもそも又わが現代の社会百般の事挙って悉く西洋の模倣にあらざるは無きが故に区々たる商品の如きは顧るに暇なしと云うに在る歟...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...その初(はじめ)武を以て身を立てんと欲せしはその家世征夷府に仕へて徒士(かち)たりしによれるもの歟(か)...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...心のうちにわたらせ給歟...
長谷川時雨 「尼たちへの消息」
...阿黨射返彼箭歟云々...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...衣冠制度(いかんせいど)のため歟...
福沢諭吉 「旧藩情」
...「料頭」は料理人頭歟...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...曰骸骨竟有宿縁於東地歟...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...我心は猶ほ冷然たりし歟(か)...
森鴎外 「舞姫」
...友ながらも公事なれば明には告げざりし歟...
森鴎外 「舞姫」
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