...狂歌絵本は当時最も流行し最も美麗なる製本をなせり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...天明六年北尾政演が描ける『狂歌五十人一首』は天明狂歌の萃(すい)を抜きたるものその板画と相俟(あいま)つて狂歌絵本中の冠たるものなり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...また俊頼(としより)の歌の詞書(ことばがき)にも大殿(おおとの)より歌絵(うたえ)とおぼしく書たる絵をこれ歌によみなして奉(たてまつ)れと仰(おおせ)ありければ...
正岡子規 「墨汁一滴」
...宰相中将、式部卿(しきぶきょう)の宮の兵衛督(ひょうえのかみ)、内大臣家の頭(とうの)中将などに、蘆手(あしで)とか、歌絵とか、何でも思い思いに書くようにと源氏は言ったのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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