...サモイレンコは間歇熱だと言ってキニーネをくれた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...きわめてまれな間歇(かんけつ)的な閃光(せんこう)によってであった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ラヂオの歇むは夜も十時過なり...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...風漸く歇む...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...早朝雪降りしが須臾にして歇む...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...雨夜に入りて歇む...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...小雨が降つたり歇んだりしてゐたに係らず...
永井壮吉 「人妻」
...熱海の間歇泉の研究を本多光太郎先生と一緒にされていた...
中谷宇吉郎 「『団栗』のことなど」
...「少し御気分が悪いと仰(おっ)しゃって先刻(さっき)から伏せっていらっしゃいます」細君の寐(ね)るときは歇私的里(ヒステリー)の起った時に限るように健三には思えてならなかった...
夏目漱石 「道草」
...有名なる楚の相春申君黄歇に用ゐられて蘭陵といふ地の令即ち長官となつた...
服部宇之吉 「荀子解題」
...そうしてその微妙(びみょう)な間歇(かんけつ)が...
堀辰雄 「美しい村」
...けさ漸(や)っとそれが歇(や)んだのだそうだ...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...この荒れ気味の雨は歇(や)まず...
堀辰雄 「菜穂子」
...雨が思い出したように降ったり歇(や)んだりするような日が続いている...
堀辰雄 「ほととぎす」
...それを歇めるわけに行かなかったが...
室生犀星 「童子」
...今まで歇(や)んでいた雨が又一しきり降って来た...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...今は雨は歇(や)んでいる...
山本周五郎 「青べか日記」
...咳き始めると容易に歇(や)まないらしいのである...
吉川英治 「新書太閤記」
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