...トルストイ伯の人格は譯者の欽仰措かざる者なりと雖...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...それが婆さんの二番目の子息(むすこ)になる欽也(きんや)という医者に伴(つ)れられて...
徳田秋声 「黴」
...ベルリンに遊ばざればもって学問の英華を知るあたわずとして天下の書生が欽慕おくあたわざる哲学の楽園...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...英子は札を半分ばかり欽一郎の方に持たした...
豊島与志雄 「運命のままに」
...君主たる者がそれらを「欽定(きんてい)する」...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...欽吾がもう少し面白くしてくれれば好いと藤尾にも不断申しているんでございますが――それもこれもみんな彼人(あれ)の病気のせいだから...
夏目漱石 「虞美人草」
...ともかくも欽吾に話してしまおう...
夏目漱石 「虞美人草」
...椅子(いす)の背の上に首だけ見えた欽吾の後姿が...
夏目漱石 「虞美人草」
...今日は例に似ず大いに断々乎(だんだんこ)としているね」「だって欽吾さんは...
夏目漱石 「虞美人草」
...欽吾さんに御気の毒だから云ったんです」「よろしい...
夏目漱石 「虞美人草」
...解って欽さん」「――――」欽之丞はうなずくと...
野村胡堂 「芳年写生帖」
...私は欽さんの後が追って行き度い」およつは声もなく...
野村胡堂 「芳年写生帖」
...明治二十二年の発布を約束されている欽定(きんてい)憲法の中で...
服部之総 「武鑑譜」
...欽慕(きんぼ)の余(あま)り遂(つい)に右の文字をも石(いし)に刻(こく)したることならん...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...きわめてローマの名を欽慕(きんぼ)せらるるミシェル・ド・モンテーニュ閣下は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...……大体手品師と一緒に暮らしてるのが間違ってるよ」一語一語を叩くように述べる欽二を...
矢田津世子 「反逆」
...蒋欽(しょうきん)...
吉川英治 「三国志」
...右岸から蒋欽(しょうきん)の一船群...
吉川英治 「三国志」
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