...わしが欲ばりでも...
芥川龍之介 「煙管」
...そんな欲ばりじゃないよ」「じゃあ...
海野十三 「雪魔」
...話をきいて、びっくりしたけれど、あたし、欲ばりだもので、早速その品物を見せてもらって、自分のものを選(よ)って持ってきたのよ...
海野十三 「爆薬の花籠」
...「あら! 欲ばりねえ...
太宰治 「断崖の錯覚」
...おそろしい欲ばりだという評判だった...
知里真志保 「あの世の入口」
...ます/\欲ばりになりました...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...又は縁者の中(うち)なる欲ばりども唯(ただ)にはあらで運動することたしかなり...
樋口一葉 「ゆく雲」
...又は縁者の中なる欲ばりども唯にはあらで運動することたしかなり...
樋口一葉 「ゆく雲」
...仕事の上での欲ばりというものはよいものです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...平凡に忙しがっている平凡な欲ばりやの程度かもしれません...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...もうすこし文学者として欲ばりよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...妻としてこの位欲ばりなのだから作家としてよくばりだって当然というわけでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あなたのブランカは御承知のとおりの欲ばりですから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...だが、話をもとに戻すと、我らは無定見、不決断、不確実、悲観、迷信、未来のことがら、特に死後のことに関する不安、野心、欲ばり、嫉妬、怨恨、無軌道で狂暴で抑え難いもろもろの欲望、戦争、虚偽、不信、中傷、好奇心などを、我々の分として頂いている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ところが我々の欲ばりには際限がない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...欲ばりも野心と同じく許されてよいものだし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...むかしあるところに一人の欲ばりの坊さんがおりました...
夢野久作 「ツクツク法師」
...黒谷(くろだに)の欲ばり尼が相手だから...
吉川英治 「平の将門」
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