...欣之介から取上げられて再び小作人たちの手に委(ゆだ)ねられた裏の畑地は...
相馬泰三 「新らしき祖先」
...*しか宣んすれば皓腕の神女ヘーレー欣然と...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...田圃(たんぼ)では皆欣々喜々として晩稲(おくて)を苅って居る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...欣々(きんきん)女史がいるのですかねえ...
長谷川時雨 「江木欣々女史」
...希望の欣びを知り...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...(炊事場の隅でコトコトとまだ何かの仕度をしながら)欣二 おせいさんにしたって...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...その欣二を、憎悪のこもった眼を光らせて見ている誠...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...欣二 飲めない? 冗談言っちゃいけない...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...つまらない事を言い出すの!欣二 おっしやる通り...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...その令息の欣一さんをも久しく先生と共に知つてゐる...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...男のために欣(よろこ)ばなければいけないと思った...
吉川英治 「新書太閤記」
...悲しいのか欣しいのか...
吉川英治 「新書太閤記」
...蔭ながら欣(よろこ)んでいて下されているに違いない中村の母者人(ははじゃびと)だ……」「はい」「やがては...
吉川英治 「新書太閤記」
...弟たちも、欣んだ...
吉川英治 「平の将門」
...それだけ大きな欣びがある...
吉川英治 「鍋島甲斐守」
...ふたつ返辞で欣びましょう)まったく...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
...あんな、依怙地(えこじ)な兄さんだから、また、お前でも尾(つ)いてゆかないと、渡して下さらないかも知れないし……」庄次郎は、救われたような気持と同時に、疋田(ひった)鹿(か)の子(こ)の、下町娘と、歩けることが、ふと、儲(もう)けもののように、欣しく感じた...
吉川英治 「松のや露八」
...孔子は欣然として笑って言った...
和辻哲郎 「孔子」
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