...欣七郎が護(まも)って行(ゆ)く...
泉鏡花 「怨霊借用」
...欣七郎の目に、その姿が雑樹(ぞうき)に隠れた時、夫人の前には再びやや急な石段が顕(あら)われた...
泉鏡花 「怨霊借用」
...地主の悴(せがれ)の欣之介(きんのすけ)は毎日朝早くから日の暮れるまで...
相馬泰三 「新らしき祖先」
...私の欣求する俳句は出てくる...
種田山頭火 「其中日記」
...皆欣々として居る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...半ば驚き半ば欣(よろこ)び...
中島敦 「南島譚」
...葉もまた鮮やかな黄金色を呈して早くも結婚の終了を告げ欣々然として潔ぎよく散落し...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...さうではなかつたでせうか? 欣一さんはどう思ひます?」十一になる欣一君は...
槇本楠郎 「原つぱの子供会」
...欣二?欣二 (ニコニコ笑って)ええ...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...ヒッ!双葉 お願いです! もうやめて! お願い――欣二 (それをたち切って...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...もがきながら)これッ! こ! 欣――(顔中に酒が飛び散る)欣二 お父さんを見ると...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...猶且欣々把寿巵...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...頼まれると欣しがつて...
吉川英治 「折々の記」
...欣然、各子の武勇に依って、府に迎えん...
吉川英治 「三国志」
...すっかり欣(うれ)しくなってしまった...
吉川英治 「新書太閤記」
...欣(よろこ)んでもらえるだろうか)――を生命(いのち)にかけて念じたにちがいない...
吉川英治 「新書太閤記」
...こんな欣ばしいことはござらぬ』問う者もさる者...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...あのように欣んで立って行ったお通へ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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