...ついで七年には長崎県人副田欣一に...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...地主の悴(せがれ)の欣之介(きんのすけ)は毎日朝早くから日の暮れるまで...
相馬泰三 「新らしき祖先」
...かえって欣(よろこ)ばせたのでありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...駒井甚三郎は、当面の欣喜と、前途の希望のうちに、明らかにこの悪い空気の醸(うんじょう)を見てしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...公からの使を受けた時の夫子の欣びを目にしているだけに...
中島敦 「弟子」
...幾組といってよいかわからぬほどのお客をして接待した欣々女史...
長谷川時雨 「江木欣々女史」
...再会の日を思えば欣快(きんかい)これに過ぐるものござ無くソロ...
本庄陸男 「石狩川」
...欣二 なにが、アハハですよ? 一切が過ぎ去ったりして、たまるもんけえ...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...柴田はその視線をたどって手斧を見る)(間……)欣二 (父から突飛ばされた拍子に...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...みんなにも欣(よろこ)ばしてやらねえのだ」「そうして...
吉川英治 「新書太閤記」
...かえって欣しかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...こうして会えたことは望外な欣びだった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...これはよい者の居所を尋ね当てたと心密(ひそ)かに欣(よろこ)ぶのだった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...すぐ欣(よろこ)びの動悸(どうき)になって...
吉川英治 「松のや露八」
...自分たちの恋が正式に認められたのも欣(うれ)しかった...
吉川英治 「源頼朝」
...身に応じたことをして下さればよい」欣(うれ)しかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...欣(よろこ)んで行くだろうに)と善意に酌(く)んで...
吉川英治 「宮本武蔵」
...使いの面目が立ったと欣んで...
吉川英治 「宮本武蔵」
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