...小生フランネルの単衣を着て得々欣々(きんきん)として而(しか)も服薬を二種使用致し居候...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...夫人は日頃仏訳された近松の悲劇を愛読して愛する男の死に欣然として従う日本婦人の志に深き憧憬の念を抱いていたという噂が新聞に掲げられた...
辰野隆 「感傷主義」
...欣々夫人の座臥(ざが)居住の派手さを...
長谷川時雨 「江木欣々女史」
...ふと欣々の子だといったら案外大切にされたので...
長谷川時雨 「江木欣々女史」
...(端麗な顔を歪めもしないでアッサリと言う)三平 ……なにを欣二...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...欣二 へっ! ヘヘ...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...圭子 欣二さんが先刻...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...欣二 (男に)いいから飲めよ...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...つまり欣二やおせいさんやなぞが闇で買って来たものを食べないわけにはゆかない事も知っておる...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...欣求精進(ごんぐしょうじん)しなければならない...
矢部貞治 「政治学入門」
...やはり欣(うれ)しいのであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...以来、信長公に仕えて、わしの御主人も、「今度こそ、働く処を得た」と、欣ばれ、信長公にも、「よいやつを見出した」と、お覚えも殊のほか良いとか、いつも洩れ聞いていた...
吉川英治 「茶漬三略」
...欣(うれ)しさに...
吉川英治 「源頼朝」
...すっかり欣(うれ)しがってしまい――「よしよし...
吉川英治 「宮本武蔵」
...嬰児(あかご)が欣ぶように...
吉川英治 「宮本武蔵」
...青田祭りの欣びをいたしました...
吉川英治 「宮本武蔵」
...さだめし御病人もお欣(よろこ)びになるであろう」と...
吉川英治 「宮本武蔵」
...二人が会った欣びのうちに語りあえば...
吉川英治 「宮本武蔵」
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