...寛大な西洋人に迎へられたことを両氏の為に欣幸(きんかう)とし...
芥川龍之介 「続野人生計事」
...欣七郎がそう云った...
泉鏡花 「怨霊借用」
...故ニ此ニ遊ブ毎ニ必先山ニ對スルノ樓ヲ擇ビテ寓シ旦暮欣賞ス...
永井荷風 「十年振」
...五十周年の末席に列する栄を得たるは内に欣快の情を禁じ得ざるも...
牧野信一 「好色夢」
...圭子 欣二さんが先刻...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...欣二のワイシャツがめくれて...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...兄さん?欣二 ……なに...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...特に私が文芸通信誌上に書いた「探偵小説の真使命」と称する一文のために「夢野久作君に問う」の一項を設けられたについて御回答申上る事を近頃の欣快(きんかい)とし且つ光栄とするところである...
夢野久作 「甲賀三郎氏に答う」
...且つ欣快とするところだ...
夢野久作 「爆弾太平記」
...が彼は、欣然、「承知しました」と、ことばをつがえて帰って行った...
吉川英治 「三国志」
...父として欣(よろこ)ぶこと以上のよろこびを...
吉川英治 「新書太閤記」
...欣んで加勢を承諾されたが...
吉川英治 「茶漬三略」
...……どうか欣(よろこ)んでください...
吉川英治 「松のや露八」
...自分たちの恋が正式に認められたのも欣(うれ)しかった...
吉川英治 「源頼朝」
...お欣しそうな影もなかった...
吉川英治 「源頼朝」
...若い女と生れての欣びを生理的にもいっぱいに皮膚の上にあらわしている...
吉川英治 「宮本武蔵」
...欣(うれ)し泣きに泣くのであった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...あのように欣んで立って行ったお通へ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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