...その人の実力次第で諸君の手に委ねられるのである...
大隈重信 「青年の天下」
...まことに同情に堪えぬ次第です...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...然もこの謝儀は願主の心持次第であるが...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...力こぶもはいってまいります次第でございます...
太宰治 「黄村先生言行録」
...一日延ばしに延ばしていたような次第です...
谷崎潤一郎 「細雪」
...想像していた次第であった...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...右のような次第でお富士さんへ参詣して来たが...
中里介山 「大菩薩峠」
...花の美しさをも感じられるやうになつた次第である...
中原中也 「詩壇への抱負」
...手術の效果次第ですが...
南部修太郎 「疑惑」
...ところが、その頃の徳川慕府は、大名の浪人を召抱えることと、新城を築くことは厳禁同様、修復、改造にも、恐ろしく神経を尖(とが)らせ、程度次第では、絵図面を引いて公儀の許しを受けなければ、謀叛(むほん)同様に見做(みな)される場合もあったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...さつきも申したやうな次第で...
牧野信一 「浪曼的月評」
...二月十六日(消印) 〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(自宅の玄関付近の絵はがき)〕描いてくれた当人は、失敗失敗と云って居りますが、これだって判る、と出す次第です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...これからすこしましな作品を生んでゆける創作の生理が感覚されたようなところがある次第です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...苦労知らず(ジャーナリズムとの交渉で)のところがあるのだと思う次第です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...考えている次第です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...多いのを切実に感ずる次第であります...
柳宗悦 「北支の民藝(放送講演)」
...訳というなあそうした次第でございます」こんがらは話し終って...
吉川英治 「剣難女難」
...怠慢の罪をお詫びしておく次第です...
吉川英治 「随筆 新平家」
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