...男系継承により、家督が次男に譲られた...
...嫡子がいないので、次男が家督を継いだ...
...「彼は三人兄弟の次男である」...
...嫡弟とは次男以下の男子を指します...
...結婚後、彼女は育休をとって次男を出産した...
...次男の修二は、夙(はや)くから実業に志し、これは万事好都合に運んで、今は神戸の街にかなりの店を開いてそこの主人として相当に活動している...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...長兄が、ひとにだまされて、モンテエニュの使ったラケットと称する、へんてつもない古いラケットを五十円に値切って買って来て、得々(とくとく)としていた時など、次男は、陰でひとり、余りの痛憤に、大熱を発した...
太宰治 「ろまん燈籠」
...次男は、噴き出したいのを怺(こら)えていたが、ついに怺えかねて、廊下へ逃げ出した...
太宰治 「ろまん燈籠」
...――)誓約書現住所 兵庫県西宮市香櫨園××弁護士法学士 柿内孝太郎妻柿内園子明治卅七年五月八日生現住所 大阪市東区淡路町五丁目××番地会社員 綿貫長三郎次男綿貫栄次郎明治卅四年十月廿一日生右柿内園子ト綿貫栄次郎トハソノ各々ガ徳光光子ニ対シテ有スル緊密ナル利害関係ヲ考慮シ昭和某年七月十八日以降左ノ条件ノ下ニ骨肉ト変リナキ兄弟ノ交リヲ諦(てい)スベキコトヲ誓約シタリ一...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...道芝もうなだれてゐる今朝の露正さん(宿の次男坊)がいろ/\と心配してくれる(彼も酒好きの酒飲みだから)...
種田山頭火 「行乞記」
...次男の昌平が遠縁の家へ養子に行くとなつたのもこの期間のことなのである...
田畑修一郎 「鳥羽家の子供」
...隣の次男は其婿が朝早く草の生えた井戸端で...
田山花袋 「朝」
...お前様は鈴木様の御次男様ではねえのだな」「金助...
中里介山 「大菩薩峠」
...遠縁の三杉島太郎次男要之助を婿養子に迎へる筈で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...父親の気に入った三杉の次男要之助をひどく嫌っていたことも事実です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...東亜局長の次男の勝男だった...
平林初之輔 「鉄の規律」
...長男一太郎(いちたろう)と次男捨次郎(すてじろう)と両人を帝国大学の予備門に入れて修学させて居た処が兎角(とかく)胃が悪くなる...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...また大学で同じ植物学を専攻している中村浩君は先生の次男である...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...隣家次男坊宮部源次郎とわりなき仲となっていて...
正岡容 「我が圓朝研究」
...次男ヘンリーが死んだ...
宮本百合子 「カール・マルクスとその夫人」
...また自身も親しくなった少弐家の次男とつれ立って訪(たず)ねて来た...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...一時池田京水の次男全安(ぜんあん)を迎えて夫としていたが...
森鴎外 「渋江抽斎」
...もし、御次男を、ひとり娘の婿にもらえるなら、時を見て、自分は隠居し、跡目(あとめ)を若いふたりに任せたい)と、いうにあった...
吉川英治 「新書太閤記」
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