...次兄も初審で一年の禁錮を宣告されたが...
石川三四郎 「浪」
...いいね」「………」「いずれ次兄さんかおたきさんにもこっちへ来てもらうから...
「草藪」
...良い布団だってこの次兄さんの方で受持って作ってやったろう...
「草藪」
...私はけれども長兄より次兄に多く親しんだ...
太宰治 「思ひ出」
...次兄が膳所中学校に入学した...
外村繁 「澪標」
...次兄は先生の許に寄宿することになったようである...
外村繁 「澪標」
...おぬい 半次兄さんなら居りません...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...八幡村で次兄の家に厄介になつてゐて...
原民喜 「氷花」
...もう大概何とかなさつたらいいでせうね」――彼と一緒に次兄の家で一時厄介になつてゐた寡婦の妹からこんな手紙が来た...
原民喜 「氷花」
...次兄はちらりと見つけた...
原民喜 「夏の花」
...次兄は力の籠つた声で励ました...
原民喜 「廃墟から」
...次兄の家族と一緒に身を置いていた...
原民喜 「遥かな旅」
...「がんばれよ」と次兄は側から低い声で励ました...
原民喜 「星のわななき」
...私には次兄通泰の上...
柳田国男 「故郷七十年」
...もう一人井上の次兄があったが...
柳田国男 「故郷七十年」
...やがて次兄は新しい妻をつれて姫路病院につとめるようになった...
柳田国男 「故郷七十年」
...長兄と次兄の二人はそう露骨にあらわしはしなかったが...
柳田国男 「故郷七十年」
...次兄は嘉納治五郎さんよりもう一つ前の時代の...
柳田国男 「故郷七十年」
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