...そんなに可愛いがった妹が、救(すく)う途(みち)のない汚辱(おじょく)に泣き暮しているのを見ると、その次兄は、『復讐(ふくしゅう)だ、復讐だ! きっと其の男を殺して、八ツ裂(ざ)きにしてやるんだ...
海野十三 「恐しき通夜」
...と私は次兄のおちつかない眼つきを見て思った...
「草藪」
...と半分は私をからかふやうに呟いた次兄の冗談口を私は記憶してゐる...
太宰治 「思ひ出」
...次兄が亡くなった...
外村繁 「澪標」
...火傷で死んだ次兄の家の女中も...
原民喜 「永遠のみどり」
...次兄の清二がやつて来る...
原民喜 「壊滅の序曲」
...この次兄は毎日を規律と緊張のうちに送っているのであった...
原民喜 「壊滅の序曲」
...次兄にその名称を訊(き)くと...
原民喜 「壊滅の序曲」
...窶れ顔の次兄は置炬燵の上に頤を乗せ...
原民喜 「氷花」
...次兄はちらりと見つけた...
原民喜 「夏の花」
...次兄の息子も二人...
原民喜 「廃墟から」
...顔と背を火傷している次兄は陰鬱(いんうつ)な顔をして蚊帳の中に寝転んでいた...
原民喜 「廃墟から」
...次兄がずつと棲んでゐた...
原民喜 「火の踵」
...次兄の遺品(かたみ)らしい防暑服にスラックスという恰好で...
久生十蘭 「春雪」
...次兄の清経が三尺ほどの棒を持って入ってきたのを見た...
久生十蘭 「無月物語」
...次兄につれられて茨城の長兄の許へと預けられることになったのである...
柳田国男 「故郷七十年」
...次兄は何でも、いまでなら一万円ぐらいの値には相当する五円ぐらいは出してもいいといっていただけに大喜びで、書生たちまでも誘ってご馳走につれ出してくれた...
柳田国男 「故郷七十年」
...次兄が寝てからも枕元にお菓子とか玩具とか...
柳田国男 「故郷七十年」
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