...私の父は次兄を東京に遊學させるために...
石川三四郎 「浪」
...日露の役に出征していた次兄が戦傷がもとで病死...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...僕に手術を頼んだ娘の次兄というのが...
海野十三 「恐しき通夜」
...次兄は四年に在学している...
外村繁 「澪標」
...従って次兄の存在は無言のうちに生徒達を圧していたわけである...
外村繁 「澪標」
...「平次兄哥か、わざわざ有難う...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...平次兄哥ではこの調べがむつかしかろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...半次兄哥(あにい)は良い男ですよ」平次はさう言つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...彼は次兄と弟を誘つて外に出た...
原民喜 「永遠のみどり」
...少しは工員のことも考へてくれたらいいのに」と次兄はぽつんと口を挿む...
原民喜 「壊滅の序曲」
...顔と背を火傷している次兄は陰鬱な顔をして蚊帳の中に寝転んでゐた...
原民喜 「廃墟から」
...黙つてきいてゐる次兄は時々思ひあまつて呶鳴ることがある...
原民喜 「廃墟から」
...私と次兄は顔を見あわせ...
原民喜 「廃墟から」
...次兄がずつと棲んでゐた...
原民喜 「火の踵」
...子供たちが次兄の使いふるしたペン先を集めたときのことを考えると...
柳田国男 「故郷七十年」
...兄嫁の急逝次兄と婚約していた兄嫁の井上マサは...
柳田国男 「故郷七十年」
...次兄が非常に悩んだのも当然の話であった...
柳田国男 「故郷七十年」
...次兄は姫路の病院に勤めていたので...
柳田国男 「故郷七十年」
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