...そんなに可愛いがった妹が、救(すく)う途(みち)のない汚辱(おじょく)に泣き暮しているのを見ると、その次兄は、『復讐(ふくしゅう)だ、復讐だ! きっと其の男を殺して、八ツ裂(ざ)きにしてやるんだ...
海野十三 「恐しき通夜」
...次兄さんがどんなに心配したかおぼえているだろうね...
「草藪」
...良い布団だってこの次兄さんの方で受持って作ってやったろう...
「草藪」
...こんなに勘定だかいことを云ってきかせる次兄にも...
「草藪」
...病院でも服んでいるの」次兄の声は途切れた...
「草藪」
...前後の事情で問わずとも次兄の妻女ということが...
「草藪」
...次兄がいなくなったので...
外村繁 「澪標」
...「平次兄哥、面目次第もない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...平次兄哥ではこの調べがむつかしかろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「いたち」と次兄は珍しげに声を発した...
原民喜 「永遠のみどり」
...火傷で死んだ次兄の家の女中も...
原民喜 「永遠のみどり」
...少しは工員のことも考へてくれたらいいのに」と次兄はぽつんと口を挿む...
原民喜 「壊滅の序曲」
...次兄と一緒にこの席へ加はつた...
原民喜 「氷花」
...そこは農家の離れを次兄が借りたのだつたが...
原民喜 「廃墟から」
...次兄の息子も二人...
原民喜 「廃墟から」
...長兄と次兄が二人ながら戦地へ行っているのと...
久生十蘭 「キャラコさん」
...次兄は何でも、いまでなら一万円ぐらいの値には相当する五円ぐらいは出してもいいといっていただけに大喜びで、書生たちまでも誘ってご馳走につれ出してくれた...
柳田国男 「故郷七十年」
...私が次兄につれられて...
柳田国男 「故郷七十年」
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