...次から次へと新しい花を咲かせている...
石川欣一 「雪割草の花」
...それにしても次から次へと上げられる泥土を一人で掻くのは容易のことでなかった...
犬田卯 「米」
...次から次へと若い女を殺して行き...
海野十三 「電気看板の神経」
...次から次へと歌われた...
江戸川乱歩 「踊る一寸法師」
...些細な迷信でも、一つを黙認すれば、他をも黙認せねばならず、次から次へと、負けて行けば、終には、いかなるはなはだしい迷信でも許さねばならぬことになる...
丘浅次郎 「改善は頭から」
...次から次へと倒れて行つて...
薄田泣菫 「茶話」
...3.彼は祕書に次から次へと手紙を口述してタイプライターに打たせる(書き取らせる)...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...次から次へと芸人にいやらしい弥次をとばして面白がつてゐた...
武田麟太郎 「落語家たち」
...次から次へと転宅あるいは転職する人のうちにはこの猫のようなのもあるいはあるかもしれない...
寺田寅彦 「猫の穴掘り」
...平靜を失った彼の想念は次から次へといろんな題目に取り縋って行ったが...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...数多くてしかも次から次へと移っていった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ただ次から次へと迫つてくる瞬間が何とも云へない強い力で私の心を脅かすのであつた...
南部修太郎 「疑惑」
...かうして次から次へと渡り歩く美人を...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...次から次へと思出して...
正宗白鳥 「花より団子」
...猟銃をかつぎ黒パンを入れた袋をかついで次から次へと集って来た...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...にわかに次から次へと弘(ひろ)まりだした...
山本周五郎 「城を守る者」
...市の内外各所の酒場料理店を次から次へと飲みまわって良心の声を聞くまい聞くまいと努力しました...
夢野久作 「暗黒公使」
...「ぜひ、もう一夜」「もう一夕(せき)」と、宋江や呉用のひきとめ策ばかりでなく、次から次へと、水滸(すいこ)の大寨(たいさい)にある各部門の一将一将から毎夜のような招待なのだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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