...押し入れ並びに床の間の後ろが二階からうら縁がはへ下りるはしご段になつてゐてその次ぎの八疊がこのはしご段と玄關から裏へ一直線にとほつた廊下とに挾まれて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...平尾氏の好意は特に恩に思っている次第であります...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...なるほど、武芸も芸には違いないが、あいつらの芸は下町の芸で、デモ倉流盛んな時はデモ倉流、プロ亀派が景気のいい時はプロ亀派、勤王がよければ勤王、佐幕がよければ佐幕で、風向き次第、どっちでも御用をつとめる大道武芸者だから、本当の芸人の中へは加えられねえ、大道芸人の方では、あいつらが大御所面で納まっているけれども、公儀には柳生流というお留流儀(とめりゅうぎ)もあれば、実力第一小野派一刀流という、れっきとしたのがある、木口や金茶の大御所流を入れることは、三下奴(さんしたやっこ)ならば知らぬこと、ビタちゃんとしてはいささか気がさすねえ、なあに、御祐筆(ごゆうひつ)の方へ申し込めば、御祐筆はみんなお人よしぞろいだから、ビタちゃんの言うなりにはなるがね、ビタちゃんの眼鏡の貫禄として、そう安売りはできねえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかし次の日はどんよりして...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...話す順序は其時の模(も)様次第だから...
夏目漱石 「それから」
...七その晩亥刻(よつ)過ぎ、平次は約束通り、御徒町の吉田一學屋敷へ、お北と一緒に出向きました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八「平次はいろ/\探索(たんさく)をした樣子だから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...熱が高くて我慢にも起きちゃいられねえ」平次は手拭で額を縛って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...俺はそんな怖い顔をした覚えはないが――」平次はツイ破顔(はがん)一笑します...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...平次は外へ出ました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...次ぎに*濁麦酒(クワス)に浸けて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...次の日も一日いっぱい歩いた...
本庄陸男 「石狩川」
...この學派はその最初の形而上學的傾向から次第に實證主義的方向へ進んで行つたが...
三木清 「歴史哲學」
...「では宿題帳はこの次の土曜日に直して渡しますから...
宮沢賢治 「風の又三郎」
...一つの文学作品についての批評をよく読んでおくと、この次、また別な作品を読む場合にどう読めばいいかが分る...
宮本百合子 「こういう月評が欲しい」
...石投げをしていた蛾次郎(がじろう)がいつかのっそりそこに立っていた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「いぜんは薊州(けいしゅう)の刑吏、今は志を変えて梁山泊の一人、病関索(びょうかんさく)の楊雄(ようゆう)もこれにいる!」さらに、次の一騎も、猛然、突き進んで来ながら名のった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...本名は佐々木小次郎とかいいました」「岸柳」これは初耳ではない...
吉川英治 「宮本武蔵」
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