...従って後から一番知りたいと思うような時期の日記が欠けている...
高村光太郎 「回想録」
...人を愛する能力に於(お)いては欠けているところがあるようでした...
太宰治 「人間失格」
...映像にはもちろん普通の意味での質量は欠けている...
寺田寅彦 「映画の世界像」
...「想像力の有難味が分るだろう? グレゴリにはこの素質だけが欠けているんだ...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「白銀の失踪」
...今日わが国などで一等欠けている合理的な結婚施設や...
戸坂潤 「社会時評」
...尖った口の先が欠けている...
豊島与志雄 「オランウータン」
...余りに空気と日の光とが欠けている...
豊島与志雄 「都会に於ける中流婦人の生活」
...寒さの感覚にも欠けているべく見受けられます...
中里介山 「大菩薩峠」
...いちばん欠けているもの...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...また独立心の欠けている話し...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...故に和算は概して個々別々の性質を有して組織が欠けているらしく見えるけれども...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...彼には徳が欠けているのである...
三木清 「哲学入門」
...大衆を捕える力に欠けている証拠ではないか...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...この頃は外米にヴィタミンBが欠けているために...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その観念さえも欠けている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そこには愛らしさ美しさが欠けている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...眉が半分欠けているのが...
吉川英治 「大岡越前」
...ただ欠けているのは革命の天才である...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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