...殊に墺軍との感情不良で共同動作適切を欠き...
石原莞爾 「戦争史大観」
...鼻も醜(みにく)く欠けて...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...いまにも欠伸(あくび)といっしょに起き上りそうだ...
谷譲次 「踊る地平線」
...その欠陥をもうけつぐようになった我が国には...
津田左右吉 「歴史の学に於ける「人」の回復」
...マンマスの『ブリトン王列傳』中に記されたるもの正確なる歴史的考證を欠くと雖も...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...一政党たるの要資を欠きたりとはいはず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...あの大谷風呂でお借りした提灯を――」「無提灯で歩いちゃあ礼儀に欠けるというのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...解剖学および生理学の知識の欠如は産科学ではっきりと見ることができ...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...ぢや俺はもうどこにも行かないよ……」「…………」おかくは両腕を拡げて欠呻を発した...
牧野信一 「月あかり」
...欠点といっては何もない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...作者はなおも第二の欠点に陥る...
柳宗悦 「工藝の道」
...飯椀に箸は欠かせないとか...
山本周五郎 「柳橋物語」
...その鼻の表現を自然の作用であるかのように欠き落したのではあるまいかとも考えられます...
夢野久作 「鼻の表現」
...賓客に対して礼を欠きましょうし……」「では...
吉川英治 「三国志」
...眠たげな欠伸(あくび)をかみころしていたような顔を...
吉川英治 「私本太平記」
...よその領主への徴税にも事を欠く...
吉川英治 「私本太平記」
...欠いたことのない神前の朝拝と...
吉川英治 「新書太閤記」
...強剛な意志を欠く所に生ずるだだッ児らしいわがままのゆえに過ぎなかった...
和辻哲郎 「転向」
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