...欠伸(あくび)をしたりすると血が吹き出す...
石川欣一 「可愛い山」
...可けないと言つては妥当を欠くかも知れないが...
石川啄木 「弓町より」
...しかるに第二軍司令官ビューローは古参者であり皇帝の信任も篤い紳士的将軍であったが機略を欠き...
石原莞爾 「戦争史大観」
...近頃の多くの文化的何々と称するものにも共通して欠けているある物である...
寺田寅彦 「石油ランプ」
...独自一己の識見に欠くる所あり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...欠けたものが一つあったね...
豊島与志雄 「白塔の歌」
...大きく欠伸をして「つくづく...
直木三十五 「南国太平記」
...多少の路用には事欠かないのだろう――お銀様と別れた後の自分は淋しい...
中里介山 「大菩薩峠」
...食われるに事を欠いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...あしたの会見はこの判決に欠くべからざる材料である...
夏目漱石 「三四郎」
...例のとおり欠伸(あくび)をしたり...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「盗まれた手紙」
...『その姿体に欠点がなく...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...手足が痩せて腹ばかり膨れて無闇に食物を欲しがりますがあれもやっぱり脂肪分欠乏営養不足ですから鰻の小串(こぐし)を小さく切って毎日位に食べさせると軽いのは直(じ)きに癒(なお)るといいます...
村井弦斎 「食道楽」
...それに食糧の欠乏が尋常なものでなかったことは勿論である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...forme entire とは完全無欠の典型(モデル)の意味に従来考えられているが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...少量の作はここに二重の欠点を受ける...
柳宗悦 「工藝の道」
...欠点が補われた結果であり...
山本周五郎 「季節のない街」
...義理が欠きとうないため...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
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