...花のなかなる欝金草は鳥のなかなる孔雀の如し...
ルイ・ベルトラン Louis Bertrand 上田敏訳 「欝金草賣」
...――なに、欝金草...
ルイ・ベルトラン Louis Bertrand 上田敏訳 「欝金草賣」
...欝金草賣は謹んで無言のままに頭(くび)を俛(た)れた...
ルイ・ベルトラン Louis Bertrand 上田敏訳 「欝金草賣」
...ふつくりとして指のたにまに媚をかくす足は欝金(うこん)のばら...
大手拓次 「藍色の蟇」
...欝金香(うつこんかう)の花ちりちりと...
大手拓次 「藍色の蟇」
...こゝな名物の欝金櫻は...
大町桂月 「春の郊外」
...墨染(すみぞめ)欝金(うこん)の奇を衒(てら)うでもなく...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...牡丹桜八重桜(欝金もあり)...
戸坂潤 「獄中通信」
...そしてその側で老婆は手に欝金木綿の袋を掴んで...
豊島与志雄 「生あらば」
...古ぼけた欝金木綿の袋があって...
豊島与志雄 「生あらば」
...欝金木綿(うこんもめん)の袋にはいって鴨居から下っていた...
豊島与志雄 「掠奪せられたる男」
...大きな欝金木綿(うこんもめん)の風呂敷にくるんで...
夏目漱石 「永日小品」
...旦那は欝金木綿(うこんもめん)の風呂敷を...
夏目漱石 「永日小品」
...困るね」和尚は手提(てさげ)の煙草盆の浅い抽出(ひきだし)から欝金木綿(うこんもめん)の布巾(ふきん)を取り出して...
夏目漱石 「虞美人草」
...『そんなら私(わたし)は彼(あ)れに話(はな)してやらう――玉葱(たまねぎ)の代(かは)りに欝金香(うつこんかう)の根(ね)を料理人(クツク)の許(ところ)へ持(も)つて行(い)けッて』七點(セヴン)は彼(か)れの刷毛(はけ)を投(な)げ出(だ)し...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...「欝金(うこん)しやつぽのカンカラカンのカアン...
宮沢賢治 「かしはばやしの夜」
...「欝金(うこん)しゃっぽのカンカラカンのカアン...
宮沢賢治 「かしわばやしの夜」
...山にも見つからぬ欝金の花や青い花...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
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