...今日は何か欝然とした気分だ...
...彼は欝然とした表情で家に帰っていった...
...最近、彼女は欝然としているように見える...
...その映画は欝然とした雰囲気が漂っていた...
...彼の小説は欝然としたテーマが多く取り上げられている...
...欝然としてコップ酒を傾けていた...
梅崎春生 「狂い凧」
...四面(しめん)皆(みな)山にて老樹(らうじゆ)欝然(うつぜん)として翳塞(おほひふさぐ)の中(なか)に個(この)美人(びじん)を見ること愕然(びつくり)し...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...頂(いたゞき)は山につゞきて老樹(らうじゆ)欝然(うつぜん)たり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...もう欝然とした藪の趣きを持つてきた...
竹久夢二 「砂がき」
...欝然(うつぜん)として風景を締めて居る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...老榎古松欝然として林をなす處...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...境内廣くして松杉欝然たり...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...棗(なつめ)などの果樹が欝然(うつぜん)と生茂(おいしげ)り...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...堤の下の河原に朱塗の寺院が欝然たる松林の間に...
永井荷風 「放水路」
...頂きは欝然として樹を生ず...
長塚節 「草津行」
...俺は欝然としてもう一家をなした...
平出修 「瘢痕」
...欝然たる山林になるのも遠い事ではない...
横瀬夜雨 「春」
便利!手書き漢字入力検索