...彼女は最近欝憂になっているようだ...
...彼の小説は欝憂な雰囲気がある...
...欝憂な気分になる映画は見たくない...
...彼の顔には欝憂な表情が浮かんでいた...
...欝憂を抱えている人は専門家に相談することが重要だ...
...欝憂(うさ)を忘るゝために己(おの)れと記臆(きをく)せし雑俳(ざつぱい)を書(かき)つらねて...
饗庭篁村 「隅田の春」
...痴呆と欝憂病の典型的な容態を見た...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...また知らず日に夜(よ)をつぎて溝(みぞ)のうち泥土(どろつち)の底欝憂の網に待つもの久方(ひさかた)の光に飛ぶを...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...時節(をりふし)のきはみなき欝憂は池に映(うつ)ろひ落葉(らくえふ)の薄黄(うすぎ)なる憂悶(わづらひ)を風の散らせば...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...どんな場合にでも何かしらある同じ欝憂に出遇わない訳にはゆかなかった...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...例の測り難き欝憂と退屈とは依然として消え去りはしなかった...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...その光景から恐怖や欝憂(うついう)を握(つか)まされると云ふことなど...
平出修 「公判」
...限りない欝憂から逃れたいとあせつて居たときでも俺はある大切なもの...
平出修 「瘢痕」
...(通例の欝憂も皆此理なるべし)其押へる度甚しければ所謂狂癲となり...
正岡子規 「読書弁」
...多情の人に在ては傍よりは何も気がつかぬことでも其人の気にさはりて欝憂病を起すことあり...
正岡子規 「読書弁」
...「虚無」が其欝憂(うついう)をさまよはす...
與謝野寛 「失楽」
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