...欝勃たる反平氏の空気が...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...欝勃として抑ふべからざると共に...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...欝勃たる革命的精神が...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...我往かむの気象は欝勃として彼の胸中に存したりき...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...劇烈欝勃(うつぼつ)の行為を描き...
石橋忍月 「舞姫」
...ヘルチェンやビェリンスキーの自由思想に傾倒して意気欝勃(うつぼつ)としていたから...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...五 『浮雲』時代の失意煩悶『浮雲』著作当時の二葉亭は覇気(はき)欝勃(うつぼつ)として...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...初めは覇心欝勃として直ちに西欧大家の塁を衝(つ)こうとする意気込であったが...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...文壇的野心の欝勃としていた当初は左(と)も右(か)く...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...時の中に欝勃としてひろがっている自分と民衆に一様に響きくる反響である...
中井正一 「「見ること」の意味」
...専攻斯学願樹功、微躯聊期報国忠、人間万事不如意、一身長在轗軻中、泰西頼見義侠人、憐我衷情傾意待、故国難去幾踟、決然欲遠航西海、一夜風急雨※※、義人溘焉逝不還、倏忽長隔幽明路、天外伝訃涙潸潸、生前不逢音容絶、胸中欝勃向誰説、天地茫茫知己無、今対遺影感転切明治廿四年十月遂に上の図篇が第十一集に達し、これを発行した時、私の郷里土佐国佐川町に残してあった我が家(酒造家)の始末をつけねばならぬ事が起ったので、仕方なく右の出版事業をそのまま擲って置て、匆々東京を出発する用意をし、間も無く再び東京へ出て来るから、今度出て来たが最後、大いに矢田部に対抗して奮闘すべく意気込んで国へ帰った...
牧野富太郎 「植物記」
...欝勃として神州に満つ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...妻以上の欝勃(うつぼつ)がつつまれている...
吉川英治 「死んだ千鳥」
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