...もとのように權力ある者の命令一下まとまる...
鮎川義介 「革命を待つ心」
...娘が大病の父に苦勞をさせまいとする權利はないわけですね――妻が夫の命を救ふ權利もないわけですね...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...武藏(むさし)の權現臺(ごんげんだい)である...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...財産滅失に因れる選擧權の消滅...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...みのるは自分の藝術の權威を感じながらこの録子に向つては言葉を返す事が出來なかつた...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...此(この)祝典(しゅくてん)を蹈附(ふみつけ)にしようとは不埓(ふらち)ぢゃ! カピューレットの正統(しゃうとう)たる權利(けんり)を以(もっ)て...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...我國植物學界の權威者...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...以て其の獨占權を有せむとするの人なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...況や以前に於て平民が參政權を有つたといふ時代があつたわけではない...
内藤湖南 「近代支那の文化生活」
...飮食男女安逸より竟に權勢の欲...
西周 「情智關係論」
...配偶者の選擇、財産權、相續、住居の選定、離婚竝びに婚姻及び家族に關するその他の事項に關しては、法律は、個人の尊嚴と兩性の本質的平等に立脚して、制定されなければならない...
日本国 「日本國憲法」
...いくら權柄面が癪にさはつても...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...權三が下手人とは讀み兼ねたよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...へエ」權之助と燕女(つばめ)はようやく夜食が濟んだばかり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...俺もあの眼は唯事ぢやないと思つたよ、――ところで、その權八は毎晩、夜遊びに出るのか」「滅多に家にゐたことはありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...權次がゐなくて船は出せず...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そして何處までも自己の權利を主張(しゆちやう)して...
三島霜川 「平民の娘」
...兵役免除の特權を弟から奪つてしまつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
便利!手書き漢字入力検索