...他の今一つの唐櫃こそは...
會津八一 「拓本の話」
...十数箇年に亘る此の間の私の米櫃(こめびつ)仕事は...
高村光太郎 「自作肖像漫談」
...お櫃(ひつ)を抱えて運ぶ...
徳永直 「眼」
...鎧櫃の底はまだ深い...
中里介山 「大菩薩峠」
...鎧櫃の中というものは...
中里介山 「大菩薩峠」
...お櫃(はち)からしゃくって茶碗へ一杯盛り上げた...
夏目漱石 「坑夫」
...御櫃(おはち)に倚(よ)りかゝつて突伏(つつぷ)してゐた...
夏目漱石 「門」
...林太郎と同じ寶物藏のこれは階下の唐櫃(からびつ)の中に入れられてゐたのを救ひ出して身を淨(きよ)めさせ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...見たこともない石の唐櫃(からびつ)があつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それにしても唐櫃の蓋は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...昨日(きのふ)までその唐櫃は空つぽで御座いました」「何? 昨日まで空つぽ? それは本當か」「嘘(うそ)を申しても仕樣が御座いません」伊八の言葉は至つて自然で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「古道具屋で御櫃(おはち)を決して買ってはいけない...
長谷川時雨 「西川小りん」
...家で売った飯櫃(おはち)が...
長谷川時雨 「西川小りん」
...小さいお櫃(ひつ)に過分な御飯...
林芙美子 「新版 放浪記」
...お櫃(ひつ)の洗い流しでも貰ってきてくだされとねだりかけた...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...唐櫃(からびつ)その他のお道具を...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...取り除かれた被布の下から大きな櫃(ひつ)が見えた...
吉川英治 「三国志」
...お隣の飯櫃(めしびつ)をのぞいてみると...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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