...とう/\櫃(ひつ)を見つけたので...
ウィリアム・バトラー・イエーツ William Butler Yeats 芥川龍之介訳 「「ケルトの薄明」より」
...これ岩櫃山(いわひつやま)というて正平(しょうへい)年間吾妻太郎行盛(あがつまたろうゆきもり)の城跡...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...件(くだん)の鎧櫃を暫く見詰めていた神尾主膳...
中里介山 「大菩薩峠」
...砂の上へ鎧櫃(よろいびつ)をどさり落した途端に...
中里介山 「大菩薩峠」
...鎧櫃の中というものは...
中里介山 「大菩薩峠」
...それは古代の唐櫃(からびつ)といったものの形に相違ないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...所狭いまでに手文庫や櫃!外面(そとも)の壁には一面のおはぐろ花そこに化物の歯茎は顫へてゐる...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...飯櫃(めしびつ)も引かれずにある...
夏目漱石 「虞美人草」
...御膳(おぜん)を火燵櫓(こたつやぐら)の上へ乗せまして――私は御櫃(おはち)を抱(かか)えて坐っておりましたがおかしくって……」「何だかハイカラの首実検のようですな...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...自分の部屋へ金庫まがいの支那櫃を据えつけ...
久生十蘭 「金狼」
...監守兵の一人はその櫃の平常よりも重いのを訝(いぶか)って...
穂積陳重 「法窓夜話」
...飯櫃から冷たい飯を手盛りにしては...
前田夕暮 「種紙の青む頃」
......
槇本楠郎 「さらわれた兄よ」
...細櫃(ほそびつ)の上で真綿をひろげている若い女房もあった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...5715櫃の縁まで盛り上がって来るじゃないか...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...櫃のほうは持つのに二人かかるものが多く...
柳田国男 「母の手毬歌」
...具足櫃(ぐそくびつ)を取出して来い」と...
吉川英治 「私本太平記」
...経櫃(きょうびつ)など...
吉川英治 「親鸞」
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