...カタリと櫃を押遣(おしや)って...
泉鏡花 「海異記」
...起きて長櫃の方へ眼をやった...
田中貢太郎 「春心」
...・春もどろどろの蓮を掘るとや・春がゆくヱンジンが空腹へひびく・くもりおもたい蛇の死骸をまたぐ・食べるもの食べつくし雑草花ざかり・春はうつろな胃袋を持ちあるく・蕗をつみ蕗をたべ今日がすんだ・菜の花よかくれんぼしたこともあつたよ・闇が空腹・死ぬよりほかない山がかすんでゐる・これだけ残してをくお粥の泡・米櫃をさかさまにして油虫・それでも腹いつぱいの麦飯が畑うつ・みんな嘘にして春は逃げてしまつたどしやぶり...
種田山頭火 「其中日記」
...そしてそれが出て行くとそこらを片着け多勢の手で夕飯の餉台(ちゃぶだい)とともにお櫃(はち)や皿小鉢(さらこばち)がこてこて並べられ...
徳田秋声 「縮図」
...鎧櫃の前の塗板の柔らかそうなところへ勢い込んで槍を立てると...
中里介山 「大菩薩峠」
...また当の目的物たる鎧櫃も...
中里介山 「大菩薩峠」
...飯櫃(めしびつ)も引かれずにある...
夏目漱石 「虞美人草」
...御常はまた飯櫃(おはち)や御菜(おかず)の這入(はい)っている戸棚に...
夏目漱石 「道草」
...彌三郎は後の方にハネのけた唐櫃の蓋の下から...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それから石の唐櫃に首を突つ込んで死ぬ筈はあるまい」「すると?」「もう一人...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ボール箱の米櫃(こめびつ)や行李(こうり)や...
林芙美子 「新版 放浪記」
...この櫃には木彫(もくちょう)の装飾をなしあり...
ホフマンスタアル Hugo von Hofmannsthal 森鴎外訳 「痴人と死と」
...女房らが香を入れる唐櫃(からびつ)にしまって置いたからよい香のついたのに...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それは榛軒の家に白木の唐櫃に注連繩(しめなは)を結ひ廻したものが床の間に飾つてあつたことである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...馬七頭に大きな唐櫃(からびつ)が五棹(さお)あった...
山本周五郎 「風流太平記」
...奥へ膳(ぜん)や飯櫃(めしびつ)を運んでいるところへ...
吉川英治 「江戸三国志」
...朱革(しゅがわ)の櫃(ひつ)をかついで...
吉川英治 「新・水滸伝」
...飯櫃(めしびつ)でも使い馴れる迄はクセのあるもの...
吉川英治 「夕顔の門」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??
- サッカー選手の小林悠さん: 現役を引退することを表明した元日本代表FW 🏃♂️
- 俳優の小林薫さん: 主演のドラマ『深夜食堂』の新シリーズ、マスター役として作品を長年牽引 🍶
- 野球選手の佐々木朗希さん: 復帰登板でリリーフ好投し、ブルペンの救世主に期待 ⚾
