...三十人の力士もえ舁(か)くまじい長櫃(ながびつ)十棹(とさを)の宰領を承つて...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...山ほどな長櫃を肩にかけて...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...ゆかみて蓋(ふた)のあはぬ半櫃(はんびつ)兆(てう)草庵(さうあん)に暫く居ては打(うち)やふり蕉(せを)いのち嬉しき撰集(せんじふ)のさた来(らい)芭蕉が「草庵に暫く居ては打やふり」と付けたる付け方...
芥川龍之介 「雑筆」
...皿を破り飯櫃を投ぐるは僕も亦能くせざる所なり...
芥川龍之介 「恒藤恭氏」
...しまひに御飯をお櫃(ひつ)に取つて額際に汗を見たおくみは...
鈴木三重吉 「桑の実」
...棚の上には膳が並べてあつて片方には飯櫃が積み重ねてあつた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...東京から櫃(おはち)ごと持参(じさん)の冷飯で夕餐(ゆうげ)を済まし...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...かの暗澹(あんたん)たる鎧櫃の座敷へ侵入しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...石の唐櫃に首を挾まれちや一とたまりもないね」「そいつは後學のために...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ボール箱の米櫃や...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...父母は炭櫃(すびつ)に火など起して...
堀辰雄 「姨捨」
...やがて食事終れば再び飯櫃を抱えこれを炊事場に戻し置くなり...
正岡子規 「従軍紀事」
...細櫃(ほそびつ)の上で真綿をひろげている若い女房もあった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...櫃を車から卸して5685金と吝嗇と一しょに舁(か)いて来る...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...両手に手櫃を下げた茶店の老婆が腰を曲げて登って来た...
横光利一 「旅愁」
...それから飯櫃のめしを食べ...
吉川英治 「下頭橋由来」
...誰か一人が鉤(かぎ)から外(はず)した鎧櫃(よろいびつ)をささえきれずに...
吉川英治 「新・水滸伝」
...最後には食物がはいっているらしい桶(おけ)・折櫃(おりびつ)や...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
便利!手書き漢字入力検索
