...今親方(おやかた)に挨拶した新造(しんぞ)は?羊或日おれは檻(をり)の羊に...
芥川龍之介 「動物園」
...言わば動物園の檻(おり)のけもののようであった...
梅崎春生 「桜島」
...さしわたし五メートルもある円形に並んでいる鉄の檻でありました...
海野十三 「怪塔王」
...檻の傍にかたまっている研究団の人々の傍で話を聞いてみるのが早道である...
海野十三 「火星探険」
...さっきも言ったように、私たちが、地球の上でちゃんと生きているのは、この檻の内側に、目には見えないが蟻田博士の発明した減圧幕を張ってあるためだ...
海野十三 「火星兵団」
...あべこべにわれわれが檻の中に閉じこめられてしまったような錯覚(さっかく)をおこした...
海野十三 「人造人間の秘密」
...檻につなぐのは当り前じゃないか」編集長「まだ先を聞けよ...
海野十三 「諜報中継局」
...他の縦半分(たてはんぶん)には頑丈な檻があって...
海野十三 「爬虫館事件」
...空の檻もあれば犬のはいっている檻もある...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...檻車(かんしゃ)江戸に護送せらるることを聞かざるべからざるに到れり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...彼が豚の餌を盗んだ時には折檻(せっかん)されたくらいなんだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...そうして彼等の受くべき折檻と...
中里介山 「大菩薩峠」
...鉄檻木凛乎トシテ一星ノ火無ク...
成島柳北 「祭舌文」
...何日ものあいだ小さな格子檻(こうしおり)の前に坐りつづけていた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「断食芸人」
...この橋の下手の左側に、二羽の丹頂(たんちょう)の棲んでいる鉄柵でこしらえた、円形(まるがた)の檻があり、檻の周囲は、ローマの円形劇場か、両国の国技館の観覧席のように爪先上りになって、その場所全体が擂鉢形(すりばちがた)をしている...
平林初之輔 「動物園の一夜」
...若き身をとじこめ候檻(おり)より...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...檻(おり)の中みたいに歩いた...
吉川英治 「私本太平記」
...おれが折檻(せっかん)するのだ...
吉川英治 「親鸞」
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