...ルックサックを唐檜(とうひ)の根にもたせかけて...
石川欣一 「可愛い山」
...三国峠を越す湯檜曾まで行ったのではあるし...
石川欣一 「山を思う」
...黒檜山と共に水にうつりて...
大町桂月 「赤城山」
...神着には檜垣をはじめ知り合いもだいぶできたし...
田畑修一郎 「石ころ路」
...檜垣は何を思ったのか...
田畑修一郎 「石ころ路」
...田舎(いなか)から出て来たばかりの田吾作(たごさく)が一躍して帝都の檜舞台(ひのきぶたい)の立て役者になったようなものである...
寺田寅彦 「時事雑感」
...檜扇がまた散った...
寺田寅彦 「祭」
...檜山はそれを遮りました...
豊島与志雄 「高尾ざんげ」
...檜山はしみじみと語りました...
豊島与志雄 「高尾ざんげ」
...檜山領の百姓には...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...破裂のあとは七日まで山の鳴動が止まぬので檜原の村では家財を悉く馬に乘せて夜は殊に恐ろしさに堪へ兼ねて逃げようとしては流石に躊躇して夜を明すといふうちに山の騷ぎが止んだのである...
長塚節 「鉛筆日抄」
...私は、まだ中学生(今の高校)の頃、野麦峠で乗鞍を仰いだ時、その峯をささえるような針葉樹林(今はその位置に無いが、白檜と思う)の、鹿の角に似たうら枯れを、今も消すことのできぬ、強い印象としてとどめている...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...北の新地花月この二つの吉本系の檜舞台の寄席へ出演した時代前後数年のことである...
正岡容 「わが寄席青春録」
...まず美味(うま)い物を食ってからのことだ」風呂舎はやはり檜材の...
山本周五郎 「山彦乙女」
...清浄な檜林(ひのきばやし)を見つけた...
吉川英治 「茶漬三略」
...柘榴の茂み檜葉の茂みを透いて...
若山牧水 「樹木とその葉」
...C―家の用でこゝよりも山奧の小屋へ黒檜の板を挽きに入り込んでゐた木挽たちであつた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...あの屋根には松や檜の垂れ下がった枝の感じはないか...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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