例文・使い方一覧でみる「檗」の意味


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...彼は薄暗い電灯の光に黄(おうばく)の一行ものを眺めたまま...   彼は薄暗い電灯の光に黄檗の一行ものを眺めたままの読み方
芥川龍之介 「玄鶴山房」

...唯黄と指頭画とには悉皆(すつかり)感服させられた...   唯黄檗と指頭画とには悉皆感服させられたの読み方
薄田泣菫 「茶話」

...何ぞといふと黄のやうなお寺の屋根瓦を一枚一枚描(か)きにかゝる...   何ぞといふと黄檗のやうなお寺の屋根瓦を一枚一枚描きにかゝるの読み方
薄田泣菫 「茶話」

...そこには黄に似てもつかない弱い胃の腑が溜息を吐(つ)いてゐる...   そこには黄檗に似てもつかない弱い胃の腑が溜息を吐いてゐるの読み方
薄田泣菫 「茶話」

...黄といへば、あそこには名高い鉄眼和尚の一切経の木板が遺つてゐる...   黄檗といへば、あそこには名高い鉄眼和尚の一切経の木板が遺つてゐるの読み方
薄田泣菫 「茶話」

...書斎の壁にはなんとかいう黄(おうばく)の坊さんの書の半折(はんせつ)が掛けてあり...   書斎の壁にはなんとかいう黄檗の坊さんの書の半折が掛けてありの読み方
寺田寅彦 「夏目漱石先生の追憶」

...八の一宇治(うじ)の黄山(おうばくざん)を今しも出(い)で来たりたる三人(みたり)連れ...   八の一宇治の黄檗山を今しも出で来たりたる三人連れの読み方
徳冨蘆花 「小説 不如帰」

...但し黄山で藏經を見たといふ...   但し黄檗山で藏經を見たといふの読み方
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」

...出定後語は仲基が黄山にカノ藏經の校合を手傳ひに行つて居る間に藏經を讀んだから作れたものであると言ひ傳へられて居るが...   出定後語は仲基が黄檗山にカノ藏經の校合を手傳ひに行つて居る間に藏經を讀んだから作れたものであると言ひ傳へられて居るがの読み方
内藤湖南 「大阪の町人と學問」

...宇治黄山(おうばくさん)の山口智海という二十六歳の学侶が西蔵(チベット)へ行って西蔵訳の大蔵経(一切経または蔵経...   宇治黄檗山の山口智海という二十六歳の学侶が西蔵へ行って西蔵訳の大蔵経(一切経または蔵経の読み方
久生十蘭 「新西遊記」

...黄山時代の写真が残っている...   黄檗山時代の写真が残っているの読み方
久生十蘭 「新西遊記」

...」山錦橋の碑には...   」檗山錦橋の碑にはの読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

...杉本の文は偶(たま/\)江戸黄禅刹記中に存してゐること...   杉本の文は偶江戸黄檗禅刹記中に存してゐることの読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

...「好天気にて休館(京都図書館の休業)なるを幸(さいはひ)十時頃より黄なる錦橋の墓を探りに出掛候...   「好天気にて休館なるを幸十時頃より黄檗なる錦橋の墓を探りに出掛候の読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

...江戸で利三郎が病死するまで世話をした黄(わうばく)の僧剛嶽(がうがく)...   江戸で利三郎が病死するまで世話をした黄檗の僧剛嶽の読み方
森鴎外 「大塩平八郎」

...黄普茶のその謂われから入る...   黄檗普茶のその謂われから入るの読み方
矢田津世子 「茶粥の記」

...胡麻油などをつかう並みの天麩羅とちがって黄のは古い種油と鼠の糞のようなボトボトの堅いメリケン粉を用いる...   胡麻油などをつかう並みの天麩羅とちがって黄檗のは古い種油と鼠の糞のようなボトボトの堅いメリケン粉を用いるの読み方
矢田津世子 「茶粥の記」

...宇治黄(おうばく)の鉄眼(てつげん)禅師という坊さんに会ったのが機縁だという...   宇治黄檗の鉄眼禅師という坊さんに会ったのが機縁だというの読み方
吉川英治 「大岡越前」

「檗」の読みかた

「檗」の書き方・書き順

いろんなフォントで「檗」


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