...昨年の春、えい、幸福クラブ、除名するなら、するがよい、熊の月の輪のような赤い傷跡をつけて、そうして、一年後のきょうも尚(なお)、一杯ビイル呑んで、上気すれば、縄目が、ありあり浮んで来る、そのような死にそこないの友人のために、井伏鱒二氏、檀一雄氏、それに地平も加えて三人、私の実兄を神田淡路町の宿屋に訪れ、もう一箇年、お金くださいと、たのんで呉れた...
太宰治 「喝采」
...今年の正月ごろ友人の檀一雄がそれを読み...
太宰治 「川端康成へ」
...「道化の華」は檀一雄の手許(てもと)にあった...
太宰治 「川端康成へ」
...檀一雄はなおも川端氏のところへ持って行ったらいいのだがなぞと主張していた...
太宰治 「川端康成へ」
...友人の檀一雄などに...
太宰治 「食通」
...檀一雄氏来訪...
太宰治 「悶悶日記」
...ここには、沖縄時代からの友人で、国画会の南風原朝光、映画オヤケアカハチの原作者伊波南哲、檀一雄、大江賢次、新田潤、金達寿、山之内一郎、佐藤英雄、寺田政明、牧嗣人、水島治男などが始終飲みにくる...
山之口貘 「酒友列伝」
...檀一雄(だんかずお)氏や中山義秀(なかやまぎしゅう)氏などに書かれ...
吉川英治 「随筆 新平家」
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