...何れも圓形又は橢圓形の火口を有せり...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...羽後國南秋田郡御所野發見 同地某氏藏是等土偶は眼の部何れも横長(よこなが)き橢圓形の輪廓を有し...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...橢圓形(だゑんけい)の部の周縁に縫(ぬ)ひ目(め)の如き凹みの存するとの二つに由つて考(かんが)ふれば恐(おそら)くは獸の皮なりしならんと思はる縁の部のみは布(ぬの)にて作りしものも有りしにや...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...竪穴の形は方形、長方形、圓形、橢圓形、瓢形等にて一つの穴の大さは八疊より十五疊迄を常とす...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...)●凹み石錘(おも)り石の左方(さはう)に畫きたる火山石を人工(じんこう)にて橢圓体状(だゑんたいじやう)に爲したる者にして...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...縁先(えんさき)に据(す)えてある切株の上の小さな姫蘆(ひめあし)の橢円形(だえんけい)の水盤(すいばん)へ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...正面には橢円形(だえんけい)の小さな鏡を立て...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...ちょっと見ると宝石のようなその橢円形のものは...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...然るに歌麿はまづ橢円形(だえんけい)の顔を作り出(いだ)してその形式的なる面貌(めんぼう)の中(うち)にも往々生々(いきいき)したる精神を挿入(そうにゅう)し得たるは従来の浮世絵画中かつて見ざる所なり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...むかし目に見馴れた橢円形(だえんけい)の黄いろい真桑瓜は...
永井荷風 「西瓜」
...鯉を覘(ねら)ふ大鳶が両翼を傾けて池の上空に巨大な橢円形を描いてゐる...
牧野信一 「鵞鳥の家」
...枝端に生ずる毬果は長橢円形で下向し重なった鱗片がこれを擁しその鱗内に種子がある...
牧野富太郎 「植物記」
...春時枝上に長橢円形黄褐色の細花穂を群着し...
牧野富太郎 「植物記」
...花が済み日を経ると間もなく長橢円形なる実が熟しこの穎果が宿在している穎片※片の中に包まれているが...
牧野富太郎 「植物記」
...すなわち一はその裂片が単に長橢円形であるが一は狭長でその上縁の本に方に著しい一耳片が着いている...
牧野富太郎 「植物記」
...それは徳川時代の政治界が橢円であったためであります...
正岡子規 「俳句上の京と江戸」
...」そこへ雪が橢円形(だえんけい)のニッケル盆に香茶(こうちゃ)の道具を載せて持って来た...
森鴎外 「かのように」
...藁を橢円形(だえんけい)にあんで...
柳田国男 「母の手毬歌」
便利!手書き漢字入力検索