...彼女はいつも機智が利いていて、面白い話題を出してくれる...
...彼は機智に富んだ返答で相手を驚かせた...
...彼女は機智が利いているので、仕事でも頼りになる...
...彼の機智に溢れた発言に、周りの人たちは驚きを隠せなかった...
...彼は緊急事態にも機智を発揮して、素早く正しい判断を下した...
...それから又或人びとは冷笑や機智や詠嘆の中に防禦的態度をとるであらう...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...殊に応酬に巧みで機智に富み...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...さすが機智(きち)縦横の一休和尚です...
高神覚昇 「般若心経講義」
...無邪気な諧謔と機智に富んだ洒落とが...
徳田秋聲 「老苦」
...機智を丸薬の小粒にして見せるのは見合せて...
仲村渠 「詩と詩集」
...その機智と勇断とを...
蜷川新 「天皇」
...鏡花の「高野聖」の頓智や芥川の「河童」の機智を愛し...
原民喜 「忘れがたみ」
...「こいつはみょうな機智(エスプリ)を持っている...
久生十蘭 「だいこん」
...居士の博職と機智に感心させられたといふ話が残つてゐます...
松本幸四郎 「大森彦七と名和長年」
...怒を避ける最上の手段は機智である...
三木清 「人生論ノート」
...「なんて愉快な機智にとんだお手紙なんでしょう! 本当にわたし母にきかせてやりたい...
「赤い貨車」
...機智的で実務家で...
宮本百合子 「アンネット」
...おのずからなる機智にもみちている...
宮本百合子 「女の歴史」
...それから作家でも吉屋信子の機智の土台のあの小説らしさなど...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...感じよく少女らしくはあるが機智(きち)の影が見えなくはない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そこには町民たちの機智や皮肉がある...
柳宗悦 「民藝四十年」
...特種なユーモラスと機智と功利主義とを以てするのが言い合わせたように同型である...
吉川英治 「新書太閤記」
...自分の機智に凱歌をあげた...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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