...彼女はいつも機智が利いていて、面白い話題を出してくれる...
...彼は機智に富んだ返答で相手を驚かせた...
...彼女は機智が利いているので、仕事でも頼りになる...
...彼の機智に溢れた発言に、周りの人たちは驚きを隠せなかった...
...彼は緊急事態にも機智を発揮して、素早く正しい判断を下した...
...必ずしもその笑いは機智(きち)に富んだ彼の答を了解したためばかりでもないようである...
芥川龍之介 「少年」
...人見は軽い機智の使いどころがなくなって蔭に廻った...
有島武郎 「星座」
...日本では、これが職業であり、これ等の丁寧でしとやかな、気のいい、機智に富んだ、元気のある娘達は、宴会その他のあらゆる会合で人をもてなすことによって生計を立てる、大きな一階級を代表している...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...咄嗟(とっさ)の機智...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...彼の機智が烈しく活動し始めたしるしだ...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...この本のために書き下ろす)6 隠し方のトリック「もういいかい」「まあだだよ」の隠れんぼうの面白さは機智とスリルにある...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...暗号というものに面白味を与えていた機智の要素が全くなくなってくるので...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...役にも立たない機智の作用が...
夏目漱石 「明暗」
...二人共に私を手嚴(てきび)しくやつゝけるだけの機智や精力の持合せはありやあしない...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...想像力と機智」であって...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...機智と様式にみちている...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神の剣」
...非常に機智的であった...
宮本百合子 「現代文学の広場」
...何んの前ぶれもなく俳句を持ち出した真紀子の機智には...
横光利一 「旅愁」
...が――それほど早かった機智の刀も...
吉川英治 「江戸三国志」
...すぐ鋭い機智が働いて...
吉川英治 「三国志」
...機智(きち)の一策(さく)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...愛の機智を拾って帰ってきた彼女の姿を想い...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
...しかるに、彼の右側には、名士が、入魂(じっこん)のものに挨拶をし、差し出される手を握り、一口二口、機智に富んだ、または情を籠(こ)めた言葉を投げかけていた...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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