...彼女はいつも機智が利いていて、面白い話題を出してくれる...
...彼は機智に富んだ返答で相手を驚かせた...
...彼女は機智が利いているので、仕事でも頼りになる...
...彼の機智に溢れた発言に、周りの人たちは驚きを隠せなかった...
...彼は緊急事態にも機智を発揮して、素早く正しい判断を下した...
...人見は軽い機智の使いどころがなくなって蔭に廻った...
有島武郎 「星座」
...咄嗟(とっさ)の機智...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...ちよつとほがらかな機智の話である...
大下宇陀児 「擬似新年」
...光彩と機智にあふれて...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...洗練された趣味をもつ貴族が自分の教養に寄与するあらゆるもの――天才―学問―機智―書籍―絵画―彫刻―音楽―理学器械―その他...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...絢爛(けんらん)の才能とか、あふれる機智、ゆたかな学殖、直截の描写力とか、いまは普通に言われて、文学を知らぬ人たちからも、安易に信頼されているようでありますが、私は、そんな事よりも、あなたの作品にいよいよ深まる人間の悲しさだけを、一すじに尊敬してまいりました...
太宰治 「風の便り」
...生来の機智と諧謔(かいぎゃく)とは日ならず彼を人気者にしてしまい...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...発明力と機智との不断の傾注...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...厳粛なる支那日本の古典よりその意匠を借来(かりきた)りてこれを極(きわ)めて卑俗なるものに応用する時は爰(ここ)に自(おのずか)ら滑稽(こっけい)機智の妙を感ぜしむべし...
永井荷風 「江戸芸術論」
...機智のために機智を弄する弄筆者流の惡皮肉で...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...機智のある妻の真佐子をさしおいて...
林芙美子 「浮雲」
...あの方は、あんな美しい、品のある、機智に富んだ、才藝のある婦人は、愛する筈ぢや...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...十分に敏感な機智のある娘として眼を醒したのに氣が附いた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...斜めに大地へのめり込んだが一刀流錬磨の機智――その木剣を流れ身のまま重蔵の足許臨んで地摺りに払った...
吉川英治 「剣難女難」
...「火攻めの敵は火で防げ」誰やらが、とっさの機智で、道芝へ火をつけた...
吉川英治 「三国志」
...伊那丸(いなまる)の機智(きち)にかんじた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...その機智(きち)に感嘆(かんたん)の声をあげたが瓔珞の飾(かざ)り座金(ざがね)がくさっていたとみえて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...とっさの機智(きち)を口からでまかせに...
吉川英治 「神州天馬侠」
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