...何かあまい物はないの葡萄酒はにがいわブリヂット蜂蜜がある(ブリヂットとなりの部屋にゆく)マアチンお前は機嫌をとるのがうまいなお婆さんは機嫌がわるかったよ...
ウイリヤム・バトラ・イエーツ 松村みね子訳 「心のゆくところ(一幕)」
...弟のお機嫌をとるために...
太宰治 「斜陽」
...しきりと機嫌をとる折りから...
田澤稲舟 「五大堂」
...あれらは男の機嫌をとるのを商売にしているんだ...
田山花袋 「田舎教師」
...」少しがっかりしているような正子の機嫌をとるように私はいった...
壺井栄 「一つ身の着物」
...機嫌をとるように...
直木三十五 「南国太平記」
...おちやんは晩に家へきても富公の話ばかりして私が機嫌をとるためにもちだす絵本や草双紙なぞ見むきもしない...
中勘助 「銀の匙」
...私は驚いたが今更急に折れて機嫌をとる訳にも行かない...
中島敦 「南島譚」
...君はあまり鼠を捕(と)るのが名人で鼠ばかり食うものだからそんなに肥って色つやが善いのだろう」黒の御機嫌をとるためのこの質問は不思議にも反対の結果を呈出(ていしゅつ)した...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...一揆が徘徊すると酒肴を出して御機嫌をとる向きもあったが...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...私は王の御機嫌をとるつもりで...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...と彦太郎が機嫌をとるように云うと...
火野葦平 「糞尿譚」
...ほかの落語家がヤレ簪(かんざし)だソレ櫛だとあの子の気に入りそうなものを買ってきては御機嫌をとるなかで...
正岡容 「圓太郎馬車」
...三斎隠居の機嫌をとるために...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...こんなに機嫌をとるあなたではありませんもの」「あははは」「かえって...
吉川英治 「三国志」
...天子が幕府の機嫌をとるような告文など...
吉川英治 「私本太平記」
...あたかも楽しまない病人の機嫌をとる婦人のように...
吉川英治 「新書太閤記」
...必死に機嫌をとると...
吉川英治 「新・水滸伝」
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