...両手両足とを使い向いあった壁の間に自分の身体を橋渡しした...
海野十三 「深夜の市長」
...すぐにこの綱は何かが穴から寝台へ伝うための橋渡しをしているのではないか...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 海野十三訳 「まだらのひも」
...あなたも縁談の橋渡しをしようというほどの男なら...
太宰治 「新釈諸国噺」
...橋渡しと云っても先方がそう云う交際上手であるから...
谷崎潤一郎 「細雪」
...両範疇群の間に見事な橋渡しがなり立ちつつあるのが事実である...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...その苦境がかえって幸運への橋渡しになったことが多い...
中谷宇吉郎 「私の履歴書」
...余計な橋渡しをした罪だけは免(まぬか)れます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お菊を橋渡しまでなすつた形なので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...御内儀と矢並樣との橋渡しを申出たのは」「家主の五郎兵衞殿でございました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...橋渡しをしてくれといふのか」「娘なら親分に頼むまでもなく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この橋渡しをしてくれる人がないので...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...今度の組合へなんの橋渡しもしておいてはくれなかった...
正岡容 「寄席」
...この場合科學と哲學との橋渡しをするものとして科學概論といふものが考へられるであらう...
三木清 「哲學はどう學んでゆくか」
...奥さん一つ僕の橋渡しになって先方の心を聞いて下さいませんか」妻君「大層お気の速いこと...
村井弦斎 「食道楽」
...深い野心がある訳(わけ)でないがその人を僕の嫁に貰ったらちょうどいいだろうと思って今日は一つ外(ほか)の友人に橋渡しを頼もうと思っているのです...
村井弦斎 「食道楽」
...わたしほど疑われず・わたしほど可愛がられ親しまれながら・橋渡しをした者は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ちょうどよい橋渡しがございまする...
吉川英治 「新書太閤記」
...橋渡しを勤(つと)める...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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