...「橇犬(そりいぬ)にみつけられては...
海野十三 「大空魔艦」
...橇(かんじき)縋(すかり)にて道(みち)を蹈開(ふみひらか)せ跡(あと)に随(したがつ)て行(ゆく)也...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...橇の鈴や菫(すみれ)が雪のなかで花を開いたり...
竹久夢二 「少年・春」
...「私はこうして無駄口を叩くのが好きでしてね」とソーボリは橇に坐りながら...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...橇の中にゐる男は旅中の外国人である...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...このような橇でなくてはいけない筈である...
中谷宇吉郎 「米粒の中の仏様」
...橇(そり)の上に力なき身を託したようなものである...
夏目漱石 「虞美人草」
...案内人は小さい橇を持ち出して...
野上豊一郎 「吹雪のユンクフラウ」
...やがて雪橇はごとんごとんと動き出した...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...地価などゝいふものは忽ちスロープを降下する橇のやうにもんどりを打つて滑り落ちた...
牧野信一 「熱海線私語」
...橇を引いて出かけて行つたよ...
牧野信一 「祝福された星の歌」
...橇から橇へと駈け廻っては...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...しかも一方では橇際の犬(ホイラー)として経験を積んだデイヴが...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...きつと」ペローが野営用具をたたみ橇に荷を積んでいる間に...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...ハドソン湾犬の新手の組がこの廃物どもに代つて郵便橇につけられ...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...いやでも橇に乗つてゆくと云い張つた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...橇道の底が以前から抜けていたのである...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...馬橇の値の高さなど...
横光利一 「旅愁」
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