...しかし木の樽に保存するとかなり明らかな変化が起きる...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...四斗樽(しとだる)程の白蛇(はくだ)が一匹...
芥川龍之介 「杜子春」
...恐ろしく高い鉄橋で魚野川を渡って一直線に土樽へ向っているのである...
石川欣一 「山を思う」
...これは土樽とても全く同様である...
石川欣一 「山を思う」
...小樽に来て初めて真に新開地的な...
石川啄木 「初めて見たる小樽」
...樽のうしろや、器械台の下などを入念に調べたが別に怪しい密航者の影も見あたらなかった...
海野十三 「月世界探険記」
...ガソリン樽(たる)が引火爆発したのではないかとの説もある”[#「説もある”」は底本では「説もある...
海野十三 「爆薬の花籠」
...樽の側板(がわいた)にがつがつしがみついていた連中は...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...ダナイードの樽(たる)……いくらつぎ込んでも底には何も残らなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...大きな樽(たる)をくっつけて都合六駄ばかり――それを馬子と附添がついて米友の前へ通りかかりましたのを見かけて...
中里介山 「大菩薩峠」
...べつのにするよ」またべつの樽(たる)のところへ行(い)き...
ダグラス・ハイド Douglas Hyde 館野浩美訳 「首なし」
...新しい四斗樽の鏡を抜くということは...
火野葦平 「花と龍」
...晩年の父の種々な姿を常々想像した樽野であるが...
牧野信一 「円卓子での話」
...それは……」隣室の円卓子ではその朝Y村行きの途中だと云つて立ち寄つた舅が酒を飲んでゐるので樽野は立場に困つた...
牧野信一 「円卓子での話」
...彼は機械体操では青空の鳥を眺めながら恰で無意識な手足であの危険なる「蝙蝠」の枝も出来た――そのやうに慣れた物腰で樽野は...
牧野信一 「籔のほとり」
...樽(たる)で来るから一杯ずつでも売れるが...
山本周五郎 「青べか物語」
...樽に倚りかかって...
吉川英治 「旗岡巡査」
...葡萄酒の価格が我国において一樽につき五〇磅(ポンド)であり...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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