...上越線は土合土樽間の二二三〇・七八呎で...
石川欣一 「山を思う」
...小樽漁業家の協同問題は駄目になる...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...とつぜん樽に小さい煙突(えんとつ)みたいなものがはえた...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...この古ぼけた丸太小屋にラム樽みてえに穴をあけてくれるぞ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...霧の中から真黒な目も鼻もない滑面(のっぺらぼう)の樽のような顔がぬっと出て...
田中貢太郎 「堀切橋の怪異」
...いっそ火薬の樽にでも腰かけてる方が...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「熊」
...(明治四十年十月四日『東京朝日新聞』)十四馬鈴薯(じゃがいも)の皮を剥(む)く器械大樽に一杯の馬鈴薯の皮をわずかに数分間で綺麗に剥いてしまうという器械が近頃米国で発明された...
寺田寅彦 「話の種」
...我々はセーラー服をそれぞれ一着ずつと、水の樽をひとつ、肉の塩漬けの入った樽ひとつと、ビスケットの樽ひとつ、コンパスひとつをもらった...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「グローリア・スコット号」
...仕かえしは味噌樽(だる)の中へときまった...
長谷川時雨 「西川小りん」
...大樽一箇分以上の飲物を...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...樽野にあの名前が解れば自分の創作集の命題にしてもふさはしいと思つてゐた...
牧野信一 「鶴がゐた家」
...」「いや!」と樽野はにわかに頤をひいて顔を顰めた...
牧野信一 「鶴がゐた家」
...狂ほし気に喘ぎながら樽を叩く音のやうに乱雑に鳴つた...
牧野信一 「山を越えて」
...あるいは酒樽(さかだる)に奉納住吉大明神(ほうのうすみよしだいみょうじん)...
柳田国男 「母の手毬歌」
...ビヤ樽に乗って音楽に合せ前脚の鈴を鳴らし...
山本笑月 「明治世相百話」
...一樽(たる)の佳酒と...
吉川英治 「三国志」
...どうしてこんな大きな樽に入れるほど味噌が要るのか」「ホホホホ...
吉川英治 「旗岡巡査」
...柳樽(やなぎだる)へ剣菱を入れ...
吉川英治 「松のや露八」
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