...今もなほ樸直の人を欺いてゐるあの永久といふものは...
レミ・ドゥ・グルモン Remy de Gourmont 上田敏訳 「落葉」
...三 夜の旭嶽登山温泉場裡の人氣純樸にして...
大町桂月 「阿武隈川水源の仙境」
...敦としてそれ樸のごとく...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...気風もまた淳樸(じゆんぼく)であつた...
田山録弥 「スケツチ」
...他方は質樸ならざるを以て英雄の本色となす...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...」「だれに?」とメルキオルは質樸(しつぼく)に尋ねた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...世に伝うるマロリーの『アーサー物語』は簡浄素樸(そぼく)という点において珍重すべき書物ではあるが古代のものだから一部の小説として見ると散漫の譏(そしり)は免がれぬ...
夏目漱石 「薤露行」
...原始の純樸なる自然的歌謠――牧歌や...
萩原朔太郎 「青猫」
...酒になる前に行ふ純樸な型に依る舞踏の勢ぞろひをつくつてゐます...
牧野信一 「舞踏会余話」
...昔めきたる老人は雅樸の一方に偏し...
正岡子規 「俳諧大要」
...君の天稟の樸直と意識せざる品位の貴さとが...
室生犀星 「愛の詩集」
...樸忠の年齢には疑がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...樸忠は我郷(わがきやう)の大国隆正...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...彼は上役の前で淳樸(じゅんぼく)を装うために国詞を使うのではあるまいか...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...純樸(じゅんぼく)な百姓の自然の口からでなくては...
森鴎外 「カズイスチカ」
...文蔵はその樸直(ぼくちょく)なのを愛して...
森鴎外 「渋江抽斎」
...質樸(しつぼく)なれば言葉すくなきに...
森鴎外 「文づかひ」
...なるべく粗樸(そぼく)の田舎者に目を付けた...
柳田国男 「家の話」
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