...髪長彦(かみながひこ)という若い木樵(きこり)が住んでいました...
芥川龍之介 「犬と笛」
...根雪(ねゆき)になると彼れは妻子を残して木樵(きこり)に出かけた...
有島武郎 「カインの末裔」
...秋懷山、森、畑、寺、遠き牧場(まきば)、落つる日、ゆく雲、歸る樵夫、いと似つかはしき色を帶びて、ゆふべの心に溶けぞあへる...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...毎日木樵頭(さきやま)の茂作(もさく)に伴(つ)れられて...
田中貢太郎 「雪女」
...樵夫(しょうふ)が大木を倒す時に味わう一種の本能満足も...
寺田寅彦 「科学者と芸術家」
...「あんたの樵夫(きこり)の音だけでさ...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...それは「樵談治要」といふ本でありまして...
内藤湖南 「應仁の亂に就て」
...これを學問として取扱つたのは鄭樵である...
内藤湖南 「支那史學史概要」
...鄭樵の通志にある藝文略・校讐略が目録學に與へた新らしい考である...
内藤湖南 「支那目録學」
...樵夫(きこり)や狩人に触られて...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...ときどき気が狂(くる)って渓流のなかへ飛び込(こ)んでは罵(ののし)りわめいているという木樵(きこり)の妻とその小娘の話...
堀辰雄 「美しい村」
......
前田普羅 「普羅句集」
...樵夫の鋸と生れて数多くの大木を切り倒したこともある...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...こんな事で誉(ほ)められては月樵も迷惑するであらう...
正岡子規 「病牀六尺」
...唐義浄訳『根本説一切有部毘奈耶破僧事(こんぽんせついっさいうぶびなやはそうじ)』巻十五に昔波羅斯(はらなし)城の貧人山林に樵して一大虫(とら)に逢い大樹に上ると樹上に熊がいたので怕(おそ)れて躊躇(ためら)う...
南方熊楠 「十二支考」
...樵歌に「宅西竹林...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...木樵(きこり)や炭焼き小屋を窺(うかが)っては...
吉川英治 「私本太平記」
...木樵(きこり)や...
吉川英治 「旗岡巡査」
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