...樫鳥(かしどり)や山鳩(やまばと)や山鴫(やましぎ)のような鳥類が目にも止まらぬような急速度で錯雑した樹枝の間を縫うて飛んで行くのに...
寺田寅彦 「烏瓜の花と蛾」
...吾々自身が森の樹間をかける山鳩や樫鳥になってしまうのである...
寺田寅彦 「烏瓜の花と蛾」
...樫鳥(かしどり)や山鳩(やまばと)や山鴫(やましぎ)のような鳥類が目にも止まらぬような急速度で錯雑した樹枝の間を縫うて飛んで行くのに...
寺田寅彦 「からすうりの花と蛾」
...われわれ自身が森の樹間をかける山鳩(やまばと)や樫鳥(かしどり)になってしまうのである...
寺田寅彦 「からすうりの花と蛾」
...椋鳥又は樫鳥の一群認め...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...樫鳥(かしどり)や...
中勘助 「島守」
...樫鳥(かしどり)になつてしまひます...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...樫鳥(かしどり)のように嘲けり鳴いているかと思われた...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「精」
...樫鳥(かけす)が習い覚えた卑弥呼(ひみこ)の名を一声呼んで眠りに落ちた...
横光利一 「日輪」
...そしてこう言い返す――「くそつぐみ!」樫鳥(かけす)――「のべつ黒装束で...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
...樫鳥(かけす)は公式の服装で木から木へ閲兵して回る...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
...ツイ鼻先の栂の木に来て樫鳥が啼き出した...
若山牧水 「木枯紀行」
......
若山牧水 「木枯紀行」
...僅に姿を見せて飛ぶは鴨樫鳥に啄木鳥位ゐのもので...
若山牧水 「鳳來寺紀行」
...見れば其處に一二羽の樫鳥が遊んでゐるのであつた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...眞裸體になるとはしつつ覺束な此處の温泉(いでゆ)に屋根の無ければ折からや風吹きたちてはらはらと紅葉は散り來(く)いで湯のなかに樫鳥が踏みこぼす紅葉くれなゐに透きてぞ散り來わが見てあれば二羽とのみ思ひしものを三羽四羽樫鳥ゐたりその紅葉の木に夜に入ると思ひかけぬ烈しい木枯が吹き立つた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...見れば其処に一二羽の樫鳥が遊んでいるのであった...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...真裸体になるとはしつゝ覚束な此処の温泉(いでゆ)に屋根の無ければ折からや風吹きたちてはらはらと紅葉は散り来いで湯のなかに樫烏が踏みこぼす紅葉くれなゐに透きてぞ散り来わが見てあれば二羽とのみ思ひしものを三羽四羽樫鳥ゐたりその紅葉の木に夜に入ると思いかけぬ烈しい木枯が吹き立った...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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